保険の根管治療と精密根管治療の違いって何ですか?
投稿日:2023年4月17日
カテゴリ:スタッフブログ
こんにちは。伊藤歯科医院のブログをいつもご覧下さり、ありがとうございます。
今回は精密根管治療についてです。
定期健診で、「根の先に膿がたまっていますね」と言われたことありますか?もしくは、「虫歯が大きいので神経を取らなければいけませんね」と言われたことありますか?
これらは、根の中や象牙質に種々の原因で細菌が侵入したことが主な原因です。感染した根管を総称して感染根管と呼称します。
この感染根管を放置すると,根尖周囲に感染がおよび,根の周りの歯周組織に感染を起こすことがあります。
それを予防または治療するために,根管内を機械的清掃,化学的清掃,根管消毒剤などにより,根管内を無菌化に近づけ,薬を詰める根管充塡することを根管治療といいます。
通常の根管治療(保険適用)では
・保険適用内で治療が可能
・肉眼では根管内部を視認出来ず、勘や手探りの治療となる
・使用できる器具や薬剤に制限がある
・十分な治療時間がとれない
・再治療では成功率30%以下
となります。決して保険適用の根管治療を否定するわけではないのですが、どうしても制限があるため、予後が悪くなることがあるのが現状です。
当院では自費治療になりますが、「精密根管治療」を行っております。
保険の根の治療との違いは、
- 治療回数を少なくできる。
これは一回の治療時間を長くとることができ、来院回数を少なくできます。また、仮蓋でいる期間を短くできるので、根管内への汚染を少なくできるという利点もあります。
- 治療に用いる器具、薬剤の制限がない。
- 根の治療を熟知している歯科医師が治療を担当する。
再発してもまた治療すればいいと思われる方もいらっしゃると思いますが、再発した際に行う「再根管治療」の成功率は30%以下(保険での根管治療)とさらに低くなります。根管内部はとても複雑な形状をしているので、初回で取り残した細菌はさらに奥へと進行し、適切な処置が困難となるためです。
さらに、治療の度に歯を少しずつ削るため、根管治療が行えるのは2~3回が限度となります。その後は、歯を抜いて入れ歯やインプラント、ブリッジで咬みあわせの修復を行うことになります。
詳しくはHPをご覧ください。
また治療に関してご質問がありましたら、歯科医師に相談してみてください。
今回はここまでです。
根管治療でお困りの方はお早めに歯科医院へご相談ください。
さいたま市中央区歯科 根管治療 でご相談の方は伊藤歯科医院まで
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