インプラントの寿命を伸ばそう
投稿日:2022年10月24日
カテゴリ:スタッフブログ
これからインプラント治療を受ける方やすでにインプラント治療を受けた方が、より長く快適に毎日の食事をとるためにはインプラントの寿命を延ばすことが必要です。
本日はインプラントの寿命についてお話ししたいと思います。
インプラントの寿命はメーカーや使用される素材によって差はありますが、一般的に10年前後と言われています。 しかし、20年経過しても使用されているインプラントは全体の7割存在するという研究結果やインプラント治療を受けた患者が亡くなるまでの40年間使用できたという事もあります。
では、どうすれば寿命を伸ばすことが出来るのでしょうか??
インプラント寿命を延ばすために
・術後のメンテナンスを行う
・インプラントに過度な負担をかけない
・喫煙者はタバコの量を減らす、禁煙する
【術後のメンテナンスを行う】
インプラントは顎の骨に人工歯根を埋め込むため、土台となる顎の骨がしっかりしている事が重要ですが、歯周病(インプラント周囲炎)になると顎の骨を溶かしてしまいます。すると、土台を失ったインプラントはグラつき、抜け落ちてしまいます。 インプラント周囲炎をならない為には毎日のお手入れと定期的なプロのメンテナンスが欠かせません。
【インプラントに過度な負担をかけない】
顎の骨にしっかりと埋め込んだインプラントも歯ぎしりや食いしばりの強い力がかかり続けると、インプラントの周囲の骨が吸収し無くなってしまいます。 過度な負担は顎の骨だけではなく、上部構造と呼ばれる被せ物の破損や破折にもつながります。 歯ぎしりや食いしばりは就寝時に無意識に行われるため自分でコントロールをするのは困難です。その場合、就寝時にマウスピースを使用すると無意識にかかる負担を軽減させる事が出来ます。 また、定期的なメンテナンスの際に噛み合わせのチェックもしましょう。
【喫煙者はタバコの量を減らす、禁煙する】
タバコに含まれるニコチンは血管の収縮、血流悪化を引き起こします。すると術後の傷の治りを遅らせたり、人工歯根と顎の骨が結合しにくくなります。また、歯肉の血流も悪くなるのでインプラント周囲炎を起こしやすくなることが分かっています。 インプラント治療を受けた方、受けられる方はインプラント寿命を延ばすため禁煙やタバコの量を減らす必要があります。当院ではインプラント治療を受けられる方に一定期間の禁煙のお願いをしております。
インプラントの寿命は手術後の行動で決まると言っても過言ではありませんが、伊藤歯科医院では患者様に合わせたカウンセリングを充実させ、経験豊富な医師がインプラント治療を行ないます。 術後の定期的なメンテナンスでインプラント寿命を延ばし、快適な食生活を送りましょう。
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