舌の痛み②
投稿日:2020年6月12日
カテゴリ:スタッフブログ
こんにちは!前回舌痛症について書きましたが、今回はその続きです。
舌痛症は原因がわかっていない疾患であることから、根本的な治療法はまだ確立されていません。
器質的要因のない、いわゆる舌の粘膜の病変が認められない場合や、精神的要因が併存する場合には、精神科や心療内科へ紹介されることがあります。
心因性のストレスなどが影響していると考えられる場合は、抗うつ薬、抗てんかん薬などによる薬物療法が行われます。
また漢方薬を用いた治療を行う医療機関もあります。
病気にしっかりと向き合うことで痛みをコントロールし、不安を緩和することで舌痛の症状を抑制するために「認知行動療法」が行われることもあります。
認知行動療法については、薬物療法と相互補完的に行われることが多く、専門的な知識や経験が必要であることから、精神科や心療内科の医師、さらに臨床心理士などによる適切な治療を受ける必要があります。
このように舌痛症は歯科や歯科口腔外科での治療は困難で、医師の治療を受けることが適切となるが、歯科疾患があれば虫歯や義歯の不具合を治すなど、口腔内を清潔に保てるように歯科医師の治療を受ける必要があります。
精神的な疾患との関連性が考えられているため、ストレスのかからない暮らしを心がけ、不安やうつなどがあれば、精神科や心療内科で治療を受けることが舌痛症の予防にもつながります。
また、歯科医師による虫歯や歯周病、義歯の治療や定期的な歯科疾患の予防処置を受けるなど、口腔内を清潔に保つことも重要です。
舌の痛みで気になる方はさいたま市中央区の伊藤歯科医院までお尋ねください!
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