むし歯の取り残し!?
投稿日:2021年11月10日
カテゴリ:スタッフブログ
こんにちは。伊藤歯科医院のブログをいつもご覧下さり、ありがとうございます。
歯は表層の「エナメル質」とその内部の「象牙質」、神経がある「歯髄」、歯の根っこの外層にある「セメント質」で構成されています。
今回は「象牙質」に虫歯が到達した時の治療についてお伝えしようと思います。
象牙質の虫歯は6層に分類されます。
表層から深部にかけて多菌層、寡菌層、先駆菌層、混濁層、透明層、生活反応層に分けられます。
細菌感染は 多菌層、寡菌層、先駆菌層に認められ「第一層」といいます。
混濁層、透明層、生活反応層には細菌感染はなく「第二層」といいます。
虫歯を削る際、肉眼では第一層と第二層の区別は非常に困難です。そこで、私たちは「う蝕検知液」という薬剤を用いて虫歯を着色して鑑別を行います。この薬は「第一層」のみ染色できるのです。
つまり、細菌感染のある「第一層」を確実に取り除くことができます。
また歯科用顕微鏡や拡大鏡を用いて、表面性状を観察し虫歯の取り残しがないように丁寧に治療を行います。
虫歯の取り残しは、患者様自身は気が付きません。ですが、気が付いた時には歯の神経や歯の喪失につながります。
虫歯でお困りの方はお早めに歯科医院へご相談ください。
さいたま市中央区歯科 虫歯 でご相談の方は伊藤歯科医院まで
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