麻酔について
投稿日:2022年8月5日
カテゴリ:スタッフブログ
今日は歯科で使用麻酔についてお話しします。 ①表面麻酔 表面麻酔とは、麻酔薬を歯ぐきに塗って表面の感覚を麻痺させるものです。表面麻酔を行うと、注射で刺す時の痛みが軽減され痛みによる血圧の上昇が緩和されます。 その際に口の中に一緒に綿が入りますが、唾液や流れでた麻酔薬を吸収するためです。 ②浸潤麻酔 治療箇所に麻酔薬を直接注射し、痛みや負担を軽減させる最もよく使われている麻酔法です。 ①で紹介した表面麻酔は表面の感覚を鈍くするものに対し、浸潤麻酔は知覚神経の末端を麻痺させます。 ③伝達麻酔 下顎の奥歯など麻酔の効きにくい箇所に関しては、②で紹介した浸潤麻酔に加えて伝達麻酔を用いることがあります。 伝達麻酔は太い神経の近くに打ち、舌や唇など広範囲に効く麻酔になります。 ①→②→③の順で、麻酔効果の時間が長くなります。 注射をする際に微量ですが、麻酔薬が喉の方に流れ出る場合があります。麻酔薬は苦味が強いので飲み込まずにお口に溜めて、うがいをする際に一緒に口から出していただくようにお願いしております。
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