乳歯期の歯科健診で虫歯を早期発見
投稿日:2022年11月28日
カテゴリ:スタッフブログ
お子様の今の口の中の状態がどのようになっているか、歯が何本生えてきているのか等すぐに答えられますか?
赤ちゃんの口の中には生後6ヶ月から1歳頃に乳歯が生え始めます。しかし個人差があり、もっと早く生えるお子様もいれば、1歳過ぎるお子様もいます。中には「先天歯」といって生まれた時に歯が出えている子もいます。そして3歳前後で乳歯が20本全部生えそろえます。こちらも生え始め同様個人差があります。
乳児の歯科健診は役所や保健所で又は用紙が配られ各自歯科医院で1歳半から3歳頃までに2~3回程度ですね。
そして幼稚園や保育園に入園してからは、多くて年に2回、小学校に入ったらほとんど年一回健診が学校で行われるのが通常ですね。
しかし、子どもの歯の成長スピードから考えると、この健診回数では非常に少ないと思います。
年に1~2回の健診において、運悪くむし歯や口の中の病気を見逃されてしまったら、どうなるでしょうか?「健診でみのがされた」と学校の先生などに訴えても、どうにもなりません。
乳歯は永久歯に比べエナメル質の層が薄くまた質も弱く、むし歯が進行しやすいのです。幼稚園、保育園、学校健診不足のフォローのためにも、3カ月に1回自主的に歯科医院で健診とメンテナンスを受けるようにしましょう。
乳歯期における歯科健診は非常に大切です。子どもの成長期にあったむし歯の予防法を歯科健診の時に歯科医や衛生士によく聞いて、その時期にあったむし歯予防を家族みんなで取り組めるようにしていきましょう。歯科健診を定期的に受けていればむし歯の早期発見にもつながり、むし歯が小さいうちなら痛みを伴うことも少ないです。
学童期のの歯医者嫌いは昔より減ったように感じます。それは小さいうちから歯科医院に通い、むし歯の数が減ったことや、むし歯が小さいうちに治療を行う事で、痛みが小さく嫌がることが少なくなったのかもしれません。
子どもは痛い思いをすると絶対に次に行くのを嫌がりますので、早い発見、早い処置が必要です。
幼いうちから歯科健診を定期的に受ける習慣をつけていれば、大人になってからも自然と定期健診を受けられるようになります。
大人になってからも3ヶ月に1回のメンテナンスと健診を受けるのが理想的です。また健診は忙しくても祖父母に任せず、毎日お口の中をみている保護者が連れて行くことが望ましいです。その時に不安や疑問に思っていることを遠慮なく聞いてみましょう。
日々の歯磨きむし歯予防がとれも大切です。子ども、親、歯科医院がチームとなりお子様の歯を守っていきましょう。
子どもの口の中、乳歯の事で気になる事がありましたら伊藤歯科医院まで
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