歯周病治療における薬物療養①
投稿日:2020年11月30日
カテゴリ:スタッフブログ
こんにちは!11月ももう終わります、これから寒くなる一方なので体調を崩さないように気をつけて下さい!
今回は歯周病治療における薬物療法についてお話します。薬物療法は局所投与と全体投与の大きく2つに分かれます。
局所投与
⑴局所薬物配送療法(LDDS)
歯周ポケット内に直接抗菌薬を入れる治療です。ゆっくり薬が放出する(徐方性)ので腸→血管→歯周ポケットの経路がないため全身投与(経口投与)よりも少量で治療することができます。歯周ポケットに長時間留めるために軟膏が使用されています。急性期のときでも使用でき、慢性歯周炎の急性症状時歯肉膿瘍を形成した場合にも症状の緩和として使用されます。
⑵洗口剤
歯周外科処置後、歯磨きができない期間に使用することが多いです。洗口剤に含まれる薬理作用を期待する場合と、物理的に食物残渣などを洗い流し、口臭予防や清涼感をもたらす効果を期待する場合があります。
【成分と商品】
グルコン酸クロクヘキシジン(殺菌作用)
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コンクールF 、ガムCIX
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ポピドンヨード(殺菌作用)
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イソジン
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塩化ベンゼトニウム(殺菌作用)
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ネオステリングリーン
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チモール(殺菌作用)シネオール(消炎作用)サリチル酸メチル製剤(消炎作用)
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リステリン
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