乾燥の時期に起こりやすいドライマウスの対処法について|さいたま市・南与野・与野本町の歯科医院

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乾燥の時期に起こりやすいドライマウスの対処法について

投稿日:2024年12月26日

カテゴリ:スタッフブログ

こんにちは。
本日も伊藤歯科医院のブログをご覧いただきありがとうございます。

今回は乾燥するこの時期に起こりやすいドライマウスについてお話しします。

唾液の分泌量が低下する原因は空気の乾燥や加齢によってだけではありません。


・ 噛む力の低下→口の周りの筋力が衰えたり、歯が弱くなったり、歯が少なくなったりして噛む力が低下し

ていることもドライマウスの要因です。
これは年齢を問わず、若い人にも言えることです。
柔らかいものばかり食べていると、噛む回数が減ります。その結果、刺激によって分泌されるはずの唾液が減ってしまうことになるのです。
歯が弱くなり、口周りの筋肉が衰えると柔らかいものばかりを食べがちです。唾液は噛む刺激によって分泌されるため、噛む力が低下すると自ずと唾液量も減少します。

・ 加齢→唾液の分泌量は加齢とともに自然と減少する傾向にあります。
女性ホルモンのバランスが乱れ、全身の水分量が低下することが大きな要因になります。

・ 薬の副作用→降圧剤や利尿薬、抗うつ剤、抗ヒスタミン剤などの副作用として口の中が乾く場合があります。服用が長くなるほどドライマウスも長期化することになりやすいです。

・ ストレスや緊張→ストレスや緊張などの心理的要因により、自律神経のバランスが乱れて唾液の分泌量が低下することがあります。

・ お酒の飲みすぎ→お酒には利尿作用があります。アルコールを摂取しすぎると体内が脱水し、結果的に唾液の分泌量が減ることになりむす。

ここからは口の渇きが気になる方、今からできる対処法についてです。

・ とにかくよく噛む→加齢を止めることはできませんが、いくつになっても唾液の分泌を促すことはできます。咀嚼(そしゃく)回数を増やして口の周りをしっかりと動かすことで唾液腺が刺激されて唾液が出やすくなります。ひと口につき30回以上ゆっくり噛んで食べることが理想的です。

・ 上あごに舌先をちょんと付ける→口が乾かないようにするためには舌の位置がとても重要です。
舌を正しい位置に置くことで口呼吸を防いで鼻呼吸へ導きます。そうすると自然に口が閉じるので口がカラカラに乾燥しづらくなります。口を閉じたとき、舌先がどこにも触れていない、あるいは下にだらりと落ちているような場合は舌の力が低下している可能性があります。
舌先が上の前歯のつけ根あたりにちょんと付いている状態にすることを意識的にすることをおすすめします。

最後に「シェーグレン症候群」という病気をご存知でしょうか?
これは自己免疫疾患である膠原病(こうげんびょう)の一種。涙や唾液を生産する涙腺などに障害が起きて、口や目、さらには皮膚などの多様な箇所が乾燥する病気です。
ただでさえドライマウスになりやすい更年期の女性。さらに免疫のバランスが崩れることで難病指定されているシェーグレン症候群を発症する可能性が高まります。
もし、くちだけではなく目や皮膚などにも強い渇きを感じたら医師に相談してみましょう。

お口のなかもトラブルが起きやすくなります。
早めの対応が大切です。そのためにも定期検診をおすすめします。


お困りの方は、さいたま市中央区 予防歯科 伊藤歯科までご連絡ご相談ください。

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