よく噛めることと栄養の偏りについて
投稿日:2024年1月5日
カテゴリ:スタッフブログ
こんにちは。
本日も伊藤歯科医院のブログをご覧いただきありがとうございます。
本日はよく噛めると栄養は偏りにくいのかについてお話しします。
まず、よく噛んで食べるのは、とても大切なことです。
では、どのくらい噛めばいいのでしょうか。
一般的に言われているのは「1口30回」ですが、これはあくまでも目安であり、すべての食べ物に当てはまるわけではありません。
理由は、食べ物によって物性が異なるからです。例えばゼリーのように軟らかい食べ物で「1口30回」は現実的ではありません。
それに、噛むことを目的にしたガムなどは別にして、味のなくなった食べ物を、いつまでも噛んでいるのはおいしくないし、楽しくもないでしょう。
噛む回数は、食べ物の噛みごたえで異なってきます。
口当たりが滑らかで、軟らかい食べ物が好まれる傾向にありますが、噛みごたえのない食べ物ばかりを食べていては噛む力が低下してしまいます。
噛む時に使われる咀嚼筋(そしゃくきん)。筋肉を使うと当然疲れます。そのため、あまり筋肉を使わずに楽に食べられる軟らかい食べ物が好まれるのも理解できます。
毎日の食事に噛みごたえのある食品を取り入れることで、自然と噛む力が鍛えられて、おいしく味わって食べることもできるのです。
噛みごたえが大きい食品を積極的に食事に取り入れると、自然と噛む回数を増やすことができます。
噛めない食べ物があるなど、噛むことに不自由さが生じると、食べられる物が限定されるため、栄養の摂取量が減り、栄養のバランスが崩れることがあります。
最近ではスマートフォンを操作しながら食事をしている人もよく見かけます。
この「ながら食い」では噛むことがおろそかになり、噛む回数が減少しがちです。
そして食べるときには、あごの左右のどちらかに偏って噛んでしまうこともあります。
食べることに意識が向いていないとこのようになりやすく噛み合わせが悪くなって顎関節症(がくかんせつしょう)を起こすリスクもあります。
顎関節症を発症すると治るのにかなりの時間を要したりする場合も多いため、ならないよう普段から工夫して食事をとることも大切です。
また、大人でも歯科医院が苦手な人は少なくないようで、本格的に痛くなったり、症状がはっきりと出てきたりするまで放っておくケースもあるようです。
歯の不具合は当然、噛むことに悪影響を及ぼします。
噛みごたえのある食べ物もしっかり噛んで食べられるように、定期的な歯科の治療、検診が大切です。
お困りの方は、さいたま市中央区 予防歯科 伊藤歯科までご連絡ご相談ください。
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