子どもの仕上げ磨き
投稿日:2023年5月31日
カテゴリ:スタッフブログ
みなさん、こんにちは!
いつもブログをご覧いただきありがとうございます。
今回は、子どもの仕上げ磨きについてお伝えさせていただきます。
日々の診療の中で保護者の方から多い質問が、
「仕上げ磨きは何歳までやればいいですか?」という質問です。
当院では、「仕上げ磨きをさせてくれるまでやってあげてください」とお伝えしています。
とはいえ、なかなか中学生になっても仕上げ磨きをさせてくれるお子様はいないと思います。ですので、永久歯が生えそろう年齢までは仕上げをしていただけると、むし歯や歯肉炎の予防になると考えます。
<乳児期のポイント>
立った状態や座った状態で仕上げ磨きされる方が多いですが、奥の歯まで磨くには、保護者の方のひざの上にお子様の頭を乗せて仰向けで仕上げ磨きをする事をおすすめします。
この時期は集中力も長く続かないので、歌をうたったり、動画を見せたりと他のことに集中させながら磨くと良いと思います。この際、「きれいに磨こう!」とつい力が入ってしまいがちなので、肩の力を抜いて強い力ではなくやさしく歯ブラシを当てる回数を増やすようにしましょう。
上唇を引っぱると、真ん中に『上唇小帯』というひだがあります。ここが上の前歯と近い距離にあると歯磨きをした時にひだにあたって痛い時があるので、仕上げ磨きをする時は人差し指でこのひだを軽く押さえながら前歯を磨きましょう。
上の前歯がくっついているとその間からむし歯になりやすいので、要注意です!!
歯と歯の間は歯ブラシだけでは届かないので、必ずフロスを通しましょう。
フロスにもたくさんの種類があり、お子様用の小さいフロスもあります。仕上げ磨きを嫌がらず上手に歯ブラシが出来る子であればフロスもしましょう。
<学童期のポイント>
小学校に入学すると、自立心も芽生えているので仕上げ磨きを嫌がり、「1人で磨くから大丈夫」「自分で磨いたからきれい」と言ってなかなか仕上げ磨きをさせてもらえないといったことが出てきます。1日3回のうち、寝る前の歯みがきはどの世代であっても一番大切な時です。どうしても嫌がられる場合は、6歳臼歯の生え始めであれば6歳臼歯を重点的に磨くようにしましょう。
歯と歯の間が狭い場合は、1日1回のフロスもとても重要です。
土曜日や日曜日など、お休みの日に合わせて染め出し剤を使用して磨き残しのチェックをするのもお勧めです。
定期検診にお越し頂ければ、歯科衛生士から歯磨き指導をさせていただきますので
仕上げ磨き でお困りの際は 与野本町 伊藤歯科医院までご相談下さい。
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