歯の痛みが無くなった?
投稿日:2019年11月20日
カテゴリ:スタッフブログ
みなさん、よく掲示板などの書き込みで「むし歯で痛かったけど放置したら痛くなくなった」というコメントを見たことはありませんか?
察しの良い方はお分かりかと思いますが、これは全くいい話ではありません。確かに痛みが無くなった事自体はその人にとってはいい事ではありますが、歯にとっては最悪の状況といっても過言ではありません。今回はむし歯を放置するとなぜ痛みが無くなるかを述べていきたいと思います。
まず結論から言うと治っていません。虫歯が進行してしまい、神経まで感染し、結果的には神経が死んでしまうという状態です。神経が生きている状態では、まだ痛覚があるため、痛みで虫歯を教えてくれますが、神経が死んでいる状態では痛みを感じません。これが、痛かった歯が放置すると痛くなくなる現象です。しかし痛みはなくとも菌や膿はまだ歯の根っこに存在してる為、やがて歯の周りの組織(主に顎の骨)に膿が溜まってしまいます。そしてその膿の内圧が高まり周りの組織を圧迫し、急激な痛みを発現します。私たちはこのような状態を「ペルっている」と呼ぶことが多いです。
こうなってしまうと根管治療(歯の根っこの治療)が必要となってしまい、通院回数が増えてしまいます。また場合によっては歯を残すことが困難になる事もあるので、そうならないためにも日頃の予防、もしよければ健診の方もしっかりとやっていけたらと思います。
さいたま市中央区歯科健診でお探しの方はぜひ伊藤歯科医院へご連絡ください。
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