こんにちは。
いつも伊藤歯科医院のブログをご覧いただきありがとうございます。
本日はマウスピースについてお話ししていきます。
マウスピースは、主にプラスチックでつくられた口内用の装着物であり、就寝時に装着するものは“ナイトガード”とも呼ばれいます。
就寝時にマウスピースを装着するとどんなメリット・デメリットがあるのかお話しします。
・就寝時にマウスピースを装着するメリット
就寝時、マウスピースを装着するメリットは数多くありますが、もっとも代表的なメリットとしては、歯ぎしり、食いしばりによる歯の擦り減りを防ぐことが挙げられています。
歯ぎしり、食いしばりの他にも、顎関節症の予防歯周組織の負担軽減、頬筋の疲労軽減人によっては関連として頭痛、肩こりも引き起こす可能性がありら歯の削れのほか割れる危険性もあることあります。
寝ている間、無意識に行われる歯ぎしりや食いしばりが自身の体重の数倍もの負荷がかかると言われています。 そのため、何も対策をせずに放置していると、少しずつ歯が擦り減ることや欠けてしまうことにつながります。ですが、マウスピースを付けていればその心配はありません。
また、就寝時にマウスピースを装着するメリットとしては、噛み合わせを調整できることも挙げられています。 噛み合わせが良くなれば、食事がしやすくなるだけでなく、頭痛や肩凝りといった弊害も改善できる可能性があります。
・就寝時にマウスピースを装着するデメリット
マウスピースは、無意識の歯ぎしりや食いしばりから歯を守ってくれたり、噛み合わせを良くしてくれたりする優れたものですが、いくつかデメリットもあります。 まず、これまで何も付けずに眠っていた方にとっては、マウスピースの装着が大きな違和感になることが考えられます。 人によって慣れるまでに時間がかかることもあります。
市販で売っているマウスピースは、お湯で柔らかくし自分で型取りするためあまりフィット感がありませんが、歯科医院で作成するものは患者様の歯に合わせて型取りをするためしっかりフィットするマウスピースを作成することができます。
-マウスピースの洗浄方法について-
マウスピースは、ゴム製の柔らかい素材でできたソフトタイプのものと、レジンと呼ばれる硬い樹脂の素材でできたハードタイプのものがあります。 これらはどちらも着色がしやすく、プラークと呼ばれる汚れも付着しやすいため、お手入れを正しく、こまめに行うことが大切です。
1.水道水で優しく洗う
冷たい水を流した状態で、指で力を入れないように優しく洗います。 細かい部分は歯ブラシを使用しても良いのですが、その際は毛の柔らかいものを選び、マウスピースを傷つけないように気をつけましょう。 お湯で洗浄してしまうとマウスピースが変形してしまいますので注意してください。
歯磨き粉でマウスピースを磨いてしまうと傷ついてしまうので歯磨き粉で洗浄するのは避けてください。
2.マウスピース用の洗浄剤を使用して除菌を行う
洗浄剤には除菌効果もあるので、特にマウスピースに付いてしまった臭いが気になる場合におすすめです。
歯ぎしりや食いしばりに悩んでる方がいらっちゃいましたらマウスピースの作成を1つの視野に入れてみてください。