介助が必要な大人の口腔ケア③
投稿日:2021年8月25日
カテゴリ:スタッフブログ
前回から引き続き口腔ケアについてお話していきます
今回は口腔ケアを怠るとどうなるのかに着目した関連性についてです
【口腔ケア(セルフケア)の大切さ】
小児に対する仕上げ磨きは【ムシ歯】にならないよう予防することが第一です。
年齢とともに抜け替わる歯並びのチェックや自分磨きの出来をチェックすること粘膜の異常がないか等もチェックできます。
では大人ではなにを一番メインとしているか、なんといっても全てにおいて【健康】第一です。口なのに?と思われる方もいると思いますが、すべてがそこに行きつきます。高齢者ならほぼこの一点です。年齢とともに免疫力の低下することは外敵(細菌)からの防御力の低下を意味します。口は呼吸や会話中常に空気の出し入れが行われています。鼻呼吸で多少は防げても完全には予防できるものではありません。口の中を清潔に保つことは風邪やインフルエンザの感染予防にもなるといわれてきています。また、口のなかにある歯垢などの細菌が肺の方へ行ってしまったら…高齢者は嚥下(飲み込む動き)も反射がにぶくなり本来食堂へ行かなければならないものが弁の動き鈍くなることによって誤って肺の方へ入ってしまうこともあります。これによって引き起こされる肺の炎症を【誤嚥性肺炎】といいます。反射は誤って入り込んだものを出す【むせる・せき込む】といった動きも鈍らせてしまうとより一層誤嚥性肺炎のリスクがたかまります。人によっては高齢化にともなって骨密度の低下により骨粗鬆症になっているとせき込んだことにより肋骨への負担から骨折を引き起こすなんてことも実際例としてあります。1つのことが全身への健康に繋がります。大人の方へのケアの方がよりいろいろと考えなければなりません。
次回 ご家族のあらかじめ知っておいた方が良い点についてお話します。
ご家族のお口のお悩みがある方は さいたま市 与野 歯科医院 口腔ケア で検索して下さい。
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