インプラント
このページの目次
- 1 埼玉県さいたま市でインプラント治療するなら伊藤歯科
- 2 国内外で経験を積んだスペシャリストがインプラント治療を統括
- 3 信頼の高いメーカーのインプラント体を採用しています
- 4 安心安全なオペを心がけ設備と環境を整えています
- 5 埋入に必要な骨が足りない場合にも骨造成で対応します
- 6 上級インプラント治療にも対応しています
- 7 理事長 伊藤の考える「インプラント治療」
- 8 長期維持を可能にするサポート体制も充実
- 9 ブリッジの支台歯を抜歯後にインプラントで治療した症例
- 10 保存不可能な歯根破折歯を抜歯してインプラントで治療した症例
- 11 インプラント治療を受ける際の注意点
- 12 インプラント治療の費用
- 13 埼玉県さいたま市与野でインプラント治療をご検討中の方へ
埼玉県さいたま市でインプラント治療するなら伊藤歯科
伊藤歯科医院には埼玉県さいたま市では少ない、インプラント指導医によるインプラント治療が受診できます。また、患者様に安心してインプラント治療を受けて頂けるように、優秀な執刀医をはじめ、精密機器での検査や、安全に配慮した環境を整えております。当院が実施する質の高いインプラント治療の対策をご紹介致します。
国内外で経験を積んだスペシャリストがインプラント治療を統括
インプラント治療の質は、執刀する歯科医師の知識や技術が大きく関係してきます。
伊藤歯科医院のインプラント治療を統括する院長は南カリフォルニア大学をはじめ、コロンビア大学、インディアナ大学の研修を修了。
ICOIエリアアシスタントディレクター・AIAI(国際インプラント学会)インプラントフェロー・Japan Implant Practice Diplomatie指導医等の資格を有したインプラントのスペシャリストです。
技術、知識はもちろんの事、国内外での様々な症例経験を活かし、リスクを抑えた適切な治療のご提供に努めております。
インプラント治療を統括する医師の紹介
インプラント治療の総責任者は理事長の伊藤になります。国内・海外でインプラントの経験を積んできています。伊藤の経歴を簡単にご紹介します。
医療法人社団皓明会 伊藤歯科医院 理事長 伊藤光一
- 1988年3月 城西歯科大学(現明海大学歯学部)卒業
- 1988年4月 明海大学病院歯内療法学講座 入局
- 1991年6月11月 旧与野市にて伊藤歯科医院開業
- 1997年 医療法人社団皓明会 伊藤歯科医院理事長
- 厚生労働省指定育成医療機関
- 厚生労働大臣認可 歯科医師臨床研修医
経験豊富な熟練の歯科衛生士がサポート致します
より高い精度でインプラント治療を実施するためには、執刀する歯科医師を支えるアシスタントの存在も重要になってきます。当院では「ICOI国際インプラント学会ADIA認定歯科衛生士」「UCLA-JAID認定歯科衛生士」「日本歯科先端技術研究所 認定歯科衛生士」など、国内外の団体から認められた優秀な歯科衛生士がサポートを致します。
NPO法人歯科医療情報推進機構から安心・安全の認定を頂いています
第三者評価機関のNPO法人歯科医療情報推進機構が定めるインプラント治療の安全性への基準を「環境」「技術」「運用」において満たし、安心・安全の信頼を獲得しております。
信頼の高いメーカーのインプラント体を採用しています
伊藤歯科医院では、数あるインプラントメーカーの中から品質の高いインプラント体を採用しております。患者様のご要望や症状に合わせて、適切な物をご提案させて頂きます。
ストローマン
インプラントと言えばストローマンと言われるほど、認知度が高く40年以上の歴史を持つ、世界シェアナンバー1の老舗インプラントメーカーです。
インプラントメーカーの中でも研究に費やす費用はダントツで、豊富な臨床データを基に、信頼の高いインプラントを作製しています。ストローマンのインプラント体はとにかく骨との結合が早い(最短6週間)事が特徴です。治療に時間をかけられない方などにおすすめしています。
ノーベルバイオケア
ノーベルバイオケア社は、近代インプラントの生みの親であるブローネマルク教授によって開発されたブローネマルクシステムを取り扱う、世界初の歯科インプラントメーカーです。
世界の標準的なインプラントとして認知されており、現在も改良され続けています。コンパクトな形状で、顎の骨の厚みや高さがない日本人にも相性がいいインプラント体を多数開発しています。
メガジェン
韓国・アメリカ・日本を代表するインプラント医師によって生まれた比較的新しいインプラントメーカーです。これまで、現場で培ってきた全てを反映させ、開発したインプラントシステムは、様々な治療を可能にします。
インプラント体埋入時の固定力が高く、人口歯にCAD/CAM補綴を使用する事で即時埋入(埋入したその日に仮歯をつける方法)にも対応しています。
結合率を維持するセラビームアフィニーを導入
インプラント体に使用されているチタンは、時間経過によって骨との結合率が低下する「チタンエイジング」と言う劣化現象が生じます。
結合率が低いまま埋入してしまうと、長期的な維持が出来ない可能性が高くなります。伊藤歯科医院ではセラビームアフィニーと言う機器で、特殊な処置をすることで経年劣化を防止し、結合率を保持しています。
安心安全なオペを心がけ設備と環境を整えています
執刀する歯科医師や、サポートをする歯科衛生士の技術や知識が高くても患者様の口腔内状況の把握や、安全なオペ環境が整っていない事には、的確なインプラント治療は実施出来ません。伊藤歯科医院では精密機器を駆使した事前検査や、安全面に配慮した環境、設備を整え、不安のないインプラント治療のご提供に努めております。
歯科用CTでの精密検査であらゆる情報を把握
安全なインプラント治療を実施するためには、患者様の口腔内状況を隅々まで把握し、埋入する顎骨の厚みや、周辺に存在する血管・神経の位置関係など正確な情報を基に、的確な処置を施さなければなりません。
当院ではCTによる事前の精密検査によって、あらゆる情報を把握することで、できるかぎり安全で的確な治療のご提供に努めています。
専用オペルームと衛生管理対策
当院では、インプラント治療の際、手術に専念して頂けるように、衛生管理の行き届いた専用のオペルームを完備しております。
治療に使用する器具は、世界基準のクラスB滅菌器で処理を行い、常に清潔な衛生状態でのインプラント治療に努めております。
静脈内鎮静法で不安や恐怖を緩和したオペ
手術を前に極度の緊張や、恐怖を感じている患者様には、うたたねの状態で手術を受ける事ができる静脈内鎮静法もご用意しています。
術中の痛みや、不安、恐怖などをほとんど感じず治療を終えて頂けます。麻酔が効いている間は、麻酔専門医が患者様の状態を管理致しますので、安心して治療をお受け下さい。
【静脈内鎮静法】66,000円(税込)
静脈内鎮静法を受ける際の注意点
静脈内鎮静法は安全性の高い麻酔法ではありますが、万一の事も想定し、使用時には麻酔専門医の立ち会いが必要です。また、治療後はお一人で帰宅することは出来ません。危機管理が可能な成人の方に付き添いをお願い致します。なお、意識がはっきりしない、吐き気がある、目眩がするなどお体に異常がある場合には、症状が落ち着くまで待機していただきます。
※帰宅条件の詳細は担当医師が丁寧にご説明致します。
伊藤歯科医院のインプラント治療は5年保証!
伊藤歯科院ではインプラント治療を受けた後に、定期的なメンテナンスをしっかり実施している患者様に、5年間の保証をお付けしています。
※歯をぶつけたりなどの事故や過失があった場合のインプラント脱落は保証外となります。
埋入に必要な骨が足りない場合にも骨造成で対応します
歯を失うと時間経過によって、顎の骨が少しずつ退縮して行きます。そのため、インプラント治療を行う際に、埋入に必要な骨量が足りないという場合も少なくありません。普通の歯科医院であれば、このような状態ではインプラント治療を実施できませんが、当院では違います。骨が足りない状態でも、骨造成術を施す事によって骨の再生を行い、可能な限り患者様が望むインプラント治療実現に努めております。
ソケットリフト
上顎部分にインプラント体を埋入する際に、骨の厚みが5ミリ以上ある場合行う骨造成処置です。インプラントを埋入する穴から、人工骨を挿入して上顎洞を持ち上げて骨の厚み獲得します。持ち上げた部分に骨が再生されるまでにはおよそ4~5ヶ月かかります。
サイナスリフト
上顎部分の骨の厚みが5ミリ以下の場合には、粘膜を切開して上顎洞を直接持ち上げ、その場所に人工骨や自家骨を填入して再生を促します。ソケットリフトに比べ、負担が大きい方法となります。
GBR法
骨が不足している患部に、骨の素となる人工骨や自身の骨を置きます。再生速度の関係から、歯茎などの軟組織がスペースを埋めないように、メンブレンと言う膜で覆ってから骨の再生を待ちます。
およそ4~6ヶ月程で十分な厚みが再生します。再生後、覆っていた膜を取り除きインプラントを埋入します。
CGF
CGF(Concentrated Growth Factors)とは自身の血液をメディフュージと言う装置を使用し、遠心分離を行う事で作り出せるゲル状の成長因子です。骨が不足してる患部に、使用する事で骨の再生を促進する作用があります。自身の血液(フィブリン・血小板など)から作製するため拒絶反応などがなく、安全な方法と言えます。【CGF】11~33万(税込)
【留意点】採血の際に内出血を起こすことがございます。
ベニアグラフト(ブロック骨移植)
上顎の前歯など骨の厚みが薄い場合には、別の場所からブロック状の自家骨を移植し、貼り付けることでインプラント埋入に必要な骨の厚みを確保します。自家骨のため、骨同士の馴染みが良いのが特徴です。個人差がありますが、移植後は約半年ほどで骨が安定し、インプラント治療が行えます。
※治療計画によっては、ベニアグラフトと並行してインプラントを埋入することもあります。
【リスク・注意点】
- 自家骨を採取するため、手術による負担が大きくなります。
- 移植した骨が安定しない場合や細菌感染のリスクがあり、再治療が必要となる可能性があります。
上級インプラント治療にも対応しています
オールオン4
オールオン4とは、全ての歯を失った状態で行う全顎インプラント治療です。片顎の骨に4つのインプラント体を埋入して、12本の人口歯を支える方法です。
高い技術と経験が必要ですが、全部の歯を1つずつインプラントにするよりも、費用を抑える事ができます。さらに、治療した日から食事や会話ができ、比較的骨量が少ない方でも治療が可能なのが特徴です。
【リスク・注意点】
- オールオン4インプラント治療は、外科処置が必要となります。術後は、一時的に患部の腫れや痛みを伴う可能性があります。
- インプラントを埋入するための骨量が足りない場合は、骨造成法が必要となります。
- 内科疾患のある場合は、オールオン4インプラント治療が受けられない可能性があります。
- お子様・妊婦の方は、オールオン4インプラント治療を受けることができません。
抜歯即時埋入法
通常のインプラント治療は、抜歯から人工歯を装着するまでに、およそ6ヶ月の待機期間が必要となります。
その期間中は、歯がない状態(前歯は簡易的な仮歯が入ります)となるため、見た目も悪く、十分な咀嚼も出来ません。
そういった事を解消するのが、抜歯即時埋入法という方法です。抜歯を行ったその日に、人工歯根を埋入して、仮歯まで装着する事が可能です。治療期間が大幅に軽減できるだけでなく、負担も少なく、すぐに審美性の回復も行える事が特徴です。
理事長 伊藤の考える「インプラント治療」
インプラント治療というと、「歯を失った場合の1つの選択肢」というイメージがあると思います。決して間違いではありませんが、歯科医師の立場から皆様にお伝えしたいことは、インプラント治療は「お口の健康維持(=予防処置)」に通じるということです。
歯を失った場合の選択肢として「入れ歯」「ブリッジ」「インプラント」の3つがあります。入れ歯の場合、入れ歯を安定させる為に金属のバネを他の健康な歯にひっかける必要があります。咀嚼するたびにその健康な歯には負担がかかり最終的には抜歯という運命が待ちうけます。また、ブリッジの場合も他の健康な歯を支台とする必要があり、咀嚼の度に健康な歯へ過度の負担がかかることで最終的には抜歯の運命が待ちうけています。しかし、インプラントの場合は「支台」という概念がありませんので、他の健康な歯に負担をかけることはありませんし、ましてやダメにすることはありえません。
つまり「他の健康な歯を守る」という意味で、インプラントは予防処置といえます。他の治療と比べてインプラントが一番良いとは言いません。インプラントにはないメリットも入れ歯・ブリッジにはありますので。
しかし、このような事実をしっかり理解したうえで治療法を選択されるべきだという考えからここでご紹介させて頂きました。また、「インプラントは一生使えます!」「インプラントは自分の歯のようになんでも噛めます!」などと良い事ばかりの宣伝が最近は目にすることが多いかと思います。
この宣伝は決して間違いではありません。しかし、「やるべきことをしっかりやった上で・・・・」という条件がつきます。インプラントを半永久的にもたせる為には、インプラントを確実に埋め込むことは当然のこととして、治療後のアフターケアが何よりも重要となります。
歯が抜けてしまった原因が「歯周病」にある場合、日ごろのお口のケアが不十分だったと言えますので、口腔ケアをしやすくするようなインプラント設計、適切な口腔ケア指導、生活習慣の改善などを歯科医院側から積極的に行っていく必要があります。当院では、単に「インプラントが入って噛めるようになったら終了」という体制はとっておりません。
長期維持を可能にするサポート体制も充実
インプラント治療は、手術が終わってからもメンテナンスを通して続いていきます。インプラントを長期維持するために、特に注意するべき事は、インプラントの歯周病と呼ばれる「インプラント周囲炎」です。
インプラント周囲炎は、自覚症状がなく進行が非常に早いのが特徴で、最終的にはインプラント体が抜け落ちしまうおそろしい病気です。当院では10年後、20年後もインプラントを維持して頂けるように定期検診やアフターケアなどを通して、患者様一人ひとりのお口の環境に適した予防処置やメンテナンスをご提案致します。
ブリッジの支台歯を抜歯後にインプラントで治療した症例
こちらの患者さまは右上の1番2番、左上の1番の前歯のブリッジがずれているような気がするという主訴で来院されました。
問診後レントゲンをお撮りしたところ、ブリッジの中でむし歯が大きくなっていることが確認出来ました。今の歯の状態の説明と麻酔を行い、ブリッジを外しました。右上の前から2番目の歯はむし歯が拡がっており、歯を残すことが難しい状態でした。
この日は仮歯を装着し、治療を終了しました。同日、カウンセラーにて今後どのような治療を行なうことができるのか料金や期間なども含めてお話しさせて頂きました。
もともと右上の1番は欠損しており、右上1番と2番に入れ歯かインプラントで補う処置が必要とお話しいたしました。また、左上の1番目の歯はブリッジをしていた関係で歯が小さく削られており、そのままの状態では使うことが出来なかったため、すべてを覆う形のクラウンを提案をさせて頂き、種類のご説明もいたしました。それぞれのメリットやデメリットなども聞いて頂き、すぐには決めかねるとの事だったのでこの日はお帰り頂きました。
数日後、カウンセリングで「インプラントにしたい!」とご報告があり、インプラントを勧めていくこととなりました。まずは顎の骨の確認の為にCT(三次元のレントゲン)をお撮りしました。インプラントを担当する先生に確認を行い、患者様にどのような処置を行なう予定なのかお話しの上、契約を致しました。その後ご予約を取りお帰り頂きました。
インプラント手術の実施
約2ヵ月後、予定通りインプラント埋入の手術を行いました。
今回の手術の内容は、麻酔(局所麻酔)を行ないインプラント埋入予定の箇所の歯をその場で抜き、その部分にインプラントの埋入を行なうものでした。滞りなくインプラントの治療が行われ、来院されてから2時間ほどで手術が終了しました。
インプラントを契約したカウンセリング時から患者様が見た目を気にされていたのでインプラントに負荷がかからないうよう仮歯を装着しました。治療は途中ですが、仮歯の見た目も自然で大変喜んでいられました。
今回の手術ではインプラントの締めが甘く、2回目の手術が必要と判断し、経過をみながら骨とインプラントがしっかり定着した後、2回目の手術を行うこととなりました。1ヵ月に1回おそうじにお越し頂いて経過観察をし、1回目の手術から半年。2回目の手術を行いました。
2回目の手術は、歯ぐきを切開してインプラントのネジを締め直し、その後歯ぐきから見える形で上のネジを締めました。また仮歯を装着し傷の治りを待ちます。
インプラントの上部構造(人工歯)の作成
4ヵ月後、傷の治りも良好でしたのでインプラントの上部構造を作るための型取りをしていくことになりました。麻酔を行い、仮歯をはずして型取り用のネジに変えて型取りを行ないました。
また、同時に左上1番目の歯の被せ物の型取りも行いました。歯の色も自分に合った色を選択できるので色の見本をみながら患者様と一緒に決めていきます。(※画像はイメージです)
被せ物が出来上がるまで再度、仮歯を装着しました。
治療完了
約3週間後、痛みがでない様麻酔を行った上、最終的な被せ物を装着していきました。
当初、リスクとして歯ぐきが下がることをお話ししましたが、状態が良く歯ぐきを下がることも無く綺麗にかぶせ物が入りました。「お金も時間もかかり、歯を1本失いましたが、自分の歯と同じように食事できて大満足。」とお言葉を頂きました。
【治療前】
【治療後】
インプラントを長く使って頂くため、就寝時用のマウスピースも作成し使用していただいています。現在も定期的にメンテナンスにて通院なさっています。
年齢・性別 | 50代 女性 |
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治療期間 | 10ヵ月 |
治療回数 | 4回 |
治療費(税込) | インプラント治療 1,276,000円(※セラミッククラウンを含む) |
リスク・注意点 | ・インプラントは定期的にメンテナンスが必要となります。 ・口腔内が不衛生になると、インプラント周囲炎を引き起こす可能性があります。 ・セラミックのかぶせ物は部分的に強い力がかかると、欠けたり、外れたりすることがあります。 |
保存不可能な歯根破折歯を抜歯してインプラントで治療した症例
こちらの患者さまは、右上4番のかぶせ物が取れたために来院されました。
レントゲン撮影をすると、隣の5番の歯に根尖病巣と縦線が確認されました。4番と同様に破折していることが確認されました。根の先に広がる黒い影が根尖病巣です。
矢印の先にある白い線は、以前お薬を充填された痕で、その横の黒い影が破折線と疑ってかぶせ物を外しました。
5番のかぶせ物を外してみると、こちらも破折していることが確認され保存できない状態です。
他院でのインプラント経験が既にあったため、今回の2本もインプラントをご希望され、治療に必要なCT撮影を行いました。
CT撮影の実施
CT画像では歯の周りの骨や上顎洞と呼ばれる鼻の横の空洞の状態を確認することができます。
5番の歯の周りに見える黒い影は骨が溶けてなくなっていることを示しており、さらに正面の画像では頬側の骨が無いためインプラントを支えるためには、人工骨補填が必要と判断しました。
抜歯後、期間が経つと骨が吸収(溶けてなくなること)する性質を考え、今回の手術は抜歯とインプラント埋入を同時に行なう抜歯即時埋入法で実施し、手術中はストレス軽減のために静脈内鎮静法も併用しました。
インプラント手術実施後のCT画像・レントゲン画像
こちらが術後のCT画像とお口全体のレントゲン写真です。CT画像では、頬側に白い人工骨の壁が出来ている事が確認できます。
上顎洞までの距離は近く副鼻腔炎のリスクはゼロでありませんが、貫通してはいません。レントゲン写真で確認してもきれいな角度で埋入がされていることがわかります。
この状態でインプラントと骨が結合するまで8ヵ月の治癒期間を設けたのち、上部構造(かぶせ物)の型どりをします。手術後は患部を指や舌で触れたり、硬いものをインプラント部分で噛まないように気を付けていただきます。
上部構造(かぶせ物)を装着して治療完了
かぶせ物を装着した状態です。歯ぎしりや食いしばりの負担はインプラントの寿命を縮める原因のひとつですので、かぶせ物を装着した後はマウスピースを作製し、就寝時に着用していただきます。
当院では、かぶせ物装着後にメンテナンスへ移行します。こちらの患者様は3ヵ月毎の定期健診と6ヵ月毎のかみ合わせの確認を行ない、インプラントが長く快適に過ごしていただけるようにプロのケアをいたします。
年齢・性別 | 50代 女性 |
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治療期間 | 9ヵ月 |
治療回数 | 6~10回 |
治療費(税込) | インプラント治療 1,320,000円(※セラミッククラウンを含む) |
リスク・注意点 | ・インプラントは定期的にメンテナンスが必要となります。 ・口腔内が不衛生になると、インプラント周囲炎を引き起こす可能性があります。 ・セラミックのかぶせ物は部分的に強い力がかかると、欠けたり、外れたりすることがあります。 |
インプラント治療を受ける際の注意点
- オペに使用する器具やインプラント体によって、神経や血管を損傷するなどのリスクがございます。
- インプラント埋入手術後、痛みや患部の腫れが生じる場合がございます。
- 術後は定期的なメンテナンスが必要になります。
インプラント治療の費用
※下記金額は全て税込です。
名称 | イメージ | 特性 | 料金(税込) |
---|---|---|---|
インプラント | インプラント体が純チタンで作られており、金属アレルギーのリスクがより低くなります。 | 330,000円 |
※上部構造(被せ物)は別途頂戴いたします。
▼インプラントオプション
名称 | 特性 | 料金(税込) |
---|---|---|
オールオン4 | 無歯顎の場合に実施します。4本のインプラントを用いて、全歯を固定します。 |
2,750,000~ |
静脈内鎮静 | 点滴でお薬を静脈内に入れ、気持ちを落ち着かせて行う手術法。半分寝た状態で手術をするので、手術中の記憶がほとんどありません。 | 66,000円 |
骨造成(GBR法) |
インプラント埋入予定部位に骨造成を行う手術です。 | 術前 220,000円 術中 165,000円 |
骨移植 | インプラント埋入予定部位に、自身の骨を移植する手術です。 | 55,000円 |
ベニアグラフト | 自家骨からブロック状の骨を採取して、埋入予定部分に移植する手術です。 | 220,000円 |
抜歯即時埋入 | 抜歯と同時にインプラントを埋入する手術法です。 | 55,000円 |
即時負荷 | インプラント埋入日に、仮歯を入れて噛めるようにする手術法です。 | 165,000円 |
ソケットリフト | 上顎臼歯部で骨の厚みが5~8㎜の場合に行う手術です。上顎洞側に人工骨を移植するための手術です。 | 110,000円 同日2窩洞目から 55,000円 |
サイナスリフト | 上顎臼歯部で骨の厚みが1~5㎜の場合に行う手術です。多量の人工骨を移植する場合に行います。 |
330,000円 |
▼インプラントの被せ物費用
名称 | イメージ | 特性 | 料金(税込) |
---|---|---|---|
オールセラミック | 明るく透明感のある自然歯に近い色調のオールセラミックの被せ物です。金属を使用していないので、金属による歯肉の変色がありません。 美しさ:★★★★★ 耐久性:★★★★ 安全性:★★★★ |
165,000円 | |
メタルボンド | 金属のフレームにセラミックを焼き付けているので、強度と耐久性に優れています。透明感は少ないですが白さ・美しさを表現しています。金属を使用しているので歯茎が黒くなることがあります。 美しさ:★★★★ 耐久性:★★★★ 安全性:★★★ |
187,000円 | |
ジルコニア | 耐久性や強度にとても優れ、壊れにくい素材です。色調は透明感が少なく乳白色です。金属を使わないので金属が解け出して歯ぐきが変色するリスクがなく、金属アレルギーの心配もありません。 美しさ:★★★ 耐久性:★★ 安全性:★★★★ |
143,000円 | |
シルバークラウン | 時間が経つと金属が錆びて溶け出し、金属アレルギーや金属による歯肉の黒ずみを引き起こす可能性があります。 美しさ:★ 耐久性:★★ 安全性:★★ |
110,000円 |
インプラント保証期間について
保証期間は5年です。
治療について保証期間中に通常使用で、破損や脱落、不適合が生じた場合は、契約書控えにより、無料にて修理・再装着・再製作させて頂きます。ただし、次のような場合は保証期間中であっても一部または全額有料となりますのでご注意下さい。
- ・患者様の不注意や不慮の事故により当院の責任下ではない場合
- ・診療時に予期し得ない口腔状態の変化による場合
- ・当院の指示通りに使用しなかった場合
- ・定期検診を受けて頂けなかった場合
- ・経年による審美性の低下の場合
- ・被せ物装着後、マウスピースを使用して頂けなかった場合
埼玉県さいたま市与野でインプラント治療をご検討中の方へ
伊藤歯科医院では、患者様に快適な日々を送って頂けるよう良質なインプラント治療のご提供に努めています。インプラント治療は埋入後が本番です。手術後も長期維持を目標にアフターケアやメンテナンスをしっかり行い、健康な口腔内の維持に努めましょう。さいたま市与野で安心・安全のインプラント治療をお探しの方はぜひ、当院までお気軽にご相談下さい。