お酒とむし歯の関係性 歓迎会の季節 お酒をダラダラ飲んで寝落ちは危険かも!
投稿日:2023年4月24日
カテゴリ:スタッフブログ
こんにちは。 伊藤歯科医院のブログをご覧いただきありがとうございます。 4月は出会いの季節ですね。 4月中旬から下旬にかけて歓迎会を開催する会社や医院も多いのではないでしょうか? 歓迎会ではお酒を飲む機会もあると思います。 今回はお酒とお口の関係についてお話ししていきます。 まずはじめにお酒に含まれるアルコールそのものがむし歯や歯周病の原因になるわけではありません。 むし歯の原因になるのはアルコールに含まれる糖分です。 むし歯菌は糖が大好物なので、糖が多く含まれるアルコールを摂取するほどむし歯のリスクが高くなります。 お酒には種類があり原料に酵母を加えることによってアルコール発酵させて作り発酵させたままの状態で飲む“醸造酒” アルコール度数が比較的低く糖質が高いです。(ビール、ワイン、日本酒など) 醸造酒等に果実、薬草、香料などの成分を配合した“混成酒” アルコール度数も高く糖質も高いです。(リキュール、梅酒、みりんなど) 醸造酒に熱を加えて気化させ、さらに冷却して再び液体に戻した“蒸留酒” アルコール度数が高く、蒸留して作られているため糖質はほぼカットされています。(ウイスキー、ブランデー、テキーラ、泡盛など) むし歯を防ぐためには糖質の低い蒸留酒を選ぶのも一つの方法です。 しかし糖質が少ないからといってダラダラ飲んでしまうとむし歯のリスクは高くなります。 お酒を飲む際はおつまみなどの食べ物も楽しみながら飲む方も多いかもしれません。 お口の中に食べ物がとどまると細菌がむし歯の原因となる酸を産生しやすくなります。 種類だけでなく飲み方も気をつけることが大切です。 またお酒を飲み続けていると口の乾燥が気になる方はいらっしゃいませんか? これはアルコールに含まれる利尿作用によって何度も用を足すことにより身体の水分が抜け、口が乾きます。 口が乾くと唾液によって口の中を綺麗にする自浄作用、細菌の侵入を阻む抗菌作用、酸によって脱灰した歯を再石灰化する再石灰化作用が弱まってしまい、むし歯が出来やすくなります。 口が乾燥している状態はむし歯や歯周病菌の活動が活発になりやすい環境です。 ダラダラした食べ飲みや、飲んでいて歯ブラシをせずに寝てしまうことはむし歯のリスクを増加させます。 アルコールそのものには、むし歯や歯周病と直接的な関係はなくても、飲み方によってお酒が口腔内の環境を悪くする可能性があります。 楽しく正しくお酒と付き合っていきましょう! 歯ブラシや定期検診も忘れずに! さいたま市予防歯科 むし歯チェック 定期検診をお探しの方はぜひお越しください
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