子どものお口ぽかん
投稿日:2021年2月27日
カテゴリ:スタッフブログ
先日、子どもの「お口ぽかん」の有病率が明らかになったという研究が発表されました。
これは日本で初めての「お口ぽかん」の有病率に関する全国大規模疫学調査となります。
結果として、日本人の子どもたちの 30.7%が日常的な「お口ぽかん」を示していたということです。
「お口ぽかん」とは、専門用語で「口唇閉鎖不全」といいます。
口唇を閉じる力である口唇閉鎖力が弱くなると、⻭を取り囲んでいる口唇・頬と舌の圧力のバランスが崩れ、上の前⻭が前方に傾いて突き出たり(上顎前⻭の唇 側傾斜)、上の左右の奥⻭の幅が狭く(上顎⻭列弓の狭窄)なったりします。
つまり、「お口ぽかん」と悪い⻭並びには密接な関連があるのです。
「唇にしまりがない」、「鼻がつまる」、「音を立てて食べる」、「口がよく渇く」、「口臭あり」、「出っ歯だ」などの項目が「お口ぽかん」と関連していました。
これらの項目には、顎顔面の形態や位置だけでなく、口呼吸やアレルギー性鼻炎なども関連している可能性があります。
子どもの口の健康な発達が重要であることが近年わかってきています。
今回の研究で、子どもの「お口ぽかん」は、自然の改善が期待しにくい疾病である可能性があるとのことでした。
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