口がかわく・顎がガクガクする 何科に行けばいいの?
投稿日:2022年11月14日
カテゴリ:スタッフブログ
歯を失う主な原因は
①歯周病 37.1%
②虫歯 29.2%
③破折 17.8%
と以前お伝えしました。
歯周病や虫歯はどんなものかだいたいイメージできるかと思いますが、
その他のトラブルってどのようなものが思い浮かびますか?
今回は歯医者で目にする機会の多いその他のお口のトラブルについて軽くお伝えしようと思います。
〇不正咬合
歯並びが不ぞろいで、上下の歯がきちんとかみ合わない状態のこと。
歯周病や虫歯、顎関節症などの原因になるほか、
頭痛、肩こり、腰痛などを引き起こすこともあります。
<治療法>
歯列矯正が代表的、治療の開始時期や方法は人によって違うほか、一定の期間と費用がかかります。
歯が生え変わる時期にできる小児矯正や、
大人になってから(生え変わりが終わってから)の成人矯正など様々な種類があり、
不正咬合の程度によっても適応が異なりますので、専門家による検査が必要です。
〇ドライマウス(口腔乾燥症)
唾液が減り、口の中が乾いてしまう状態。
症状は口の中がネバネバする、口臭がする、食べ物が飲み込みにくいなど。
歯周病や虫歯を悪化させてしまいます。
<対応法>
よく噛んで食べる、禁煙する、飲酒を控える、ストレスを解消するなど、
生活習慣を見直しましょう。
唾液の分泌を促すマッサージも効果的です。
〇顎関節症
顎の関節が痛む、顎を動かすとカクンと音がするなど様々な症状があります。
歯ぎしりや食いしばり、ストレスなどが原因とされ最近急増している疾患です。
<対応法>
頬杖などの顎に悪い癖を修正する、ストレスを解消するなどのセルフケアのほか、
マウスピースによる治療が一般的です。
市販のマウスピースもありますが、誰にでも扱えるよう大きくて違和感も大きく、
調整もできないためおすすめできません。
誤った使い方をするとより悪化させる場合もありますので、
専門家に診てもらった方が安心です。
〇知覚過敏
歯茎で覆われていた歯の敏感な部分が出てきて、
冷たいものがしみたり、痛みを感じたりします。
歯周病や加齢により歯茎が下がることや、歯ぎしりなどが原因です。
<対応法>
しみるからと歯磨きを避けていると症状が悪化することがあります。
柔らかい歯ブラシを使う、知覚過敏予防の歯磨剤を使う、ぬるま湯で口をすすぐなどで
痛みを軽減し、丁寧な歯磨きを心がけましょう。
顎関節症の対応にもあるマウスピースも歯肉退縮の予防になります。
代表的なトラブルの概要をいくつかお伝えしました。
基本的には放置して改善されるものはありませんので、
少しでも気になった方は、早期に専門家に診てもらうことをお勧めします。
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