お口のトラブルそれって口呼吸が原因かも|さいたま市・南与野・与野本町の歯科医院

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お口のトラブルそれって口呼吸が原因かも

投稿日:2025年3月24日

カテゴリ:スタッフブログ

最近ようやく寒さも和らぎ春の陽気へと気温も変化してきましたが、まだまだ季節風邪や花粉症で苦しんでいる方もいるかと思われます。今回は季節や体調の変化にもかかわる【呼吸】についてお話していきます。

 

【口呼吸・鼻呼吸】

みなさんが日常的に行っている呼吸には大きくわけて主に口と鼻の呼吸方法があります。

特に気にして使い分けているわけではない呼吸方法ですが、大体が安静時や食事・睡眠時といった1日を鼻で呼吸を行い、運動や会話の際は一部口で行うのが一般的な使い分けになるでしょう。

口と鼻では大きく違うところが2点あります。

1つは吸気(息を吸い込むこと)の通り道です。

・口呼吸の場合、空気は口から入りダイレクトに口蓋扁桃にあたり冷たい空気が肺の方へと入ります

・鼻呼吸の場合、空気は鼻から鼻毛のフィルターを通り大きな埃などをキャッチし線毛や粘液で細菌やウイルスといった異物を捕えます。そこから咽頭へ向かい扁桃リンパ組織が異物を防御します。副鼻腔を通った空気は湿らされた空気となって肺の方へ入ります

もう1つは呼気(吐き出した息のこと)に含まれる水分量の違いです。寒い時期に吐き出した息が白くなると思います。あの現象は可視化した呼気の水分が誰でもわかる方法であり鼻呼吸に比べると口呼吸の方がより白さが目立ちませんでしたか?口呼吸の方が圧倒的に外に排出される水分量が多くあります。人は1日に呼吸によって失われる水分が約150ml~450mlといわれていますが差が大きいのは年齢別による呼吸量もありますが、鼻と口での差も大きく変わりやすいということもあります。

 

【口呼吸の弊害】

上記で述べたように吸気による細菌やウイルスによる対抗策がなく呼気の水分量は多く失われやすいといったように、そこから関連することがいくつかあります。特に口呼吸は口腔内の環境が左右されやすく、1番大きい症状は【乾燥】です。

乾燥は歯垢の定着・着色の定着だけでなく、口腔細菌の増殖を促しやすくします。また、菌の増殖に伴って口臭も出やすくなり、口腔内や舌が乾燥することで食事の際食物がまとまりにくくなり喉を通りにくくもします。また以前お話もしたことがありますが、発育途中のお子様にとってはとても重要なことであり、口呼吸・口が開いている状態によって舌の置き場所が変わり、歯並びにもむし歯や歯肉炎のリスクにも関わってきます。

また、寝ている時に口呼吸しがちな方は舌根が落ちいびきの原因にもなります。

 

このように口による呼吸をすることで様々な問題に発展する可能性があります。既にトラブルが起きている方はもしかすると「原因は呼吸にあるのかも…」なんてこともあるかもしれません。また、花粉症もそうですが、慢性鼻炎のある方は早めの耳鼻科への受診・早期治療をおすすめします。

 

お困りの方は さいたま市 与野 お口のトラブル にて検索してみて下さい。伊藤歯科医院は1人ひとりのお悩みに寄り添って解決を心がけています。

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