歯周病と糖尿病の関係性について|さいたま市・南与野・与野本町の歯科医院

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歯周病と糖尿病の関係性について

投稿日:2023年10月4日

カテゴリ:スタッフブログ

歯周病と糖尿病の関係性をご存知ですか?

口腔内と糖尿病は関係が無いように感じますが、とても深い関係があります。

今日は歯周病と糖尿病について考えていきましょう!

 

2014年に日本の糖尿病患者数は300万人を超えて過去最高となりました。

むし歯の患者数は約180万人、がん患者数は約160万人と言われている為いかに糖尿病患者が多いかが分かります。

 

糖尿病とは…

血糖値を下げる働きをするホルモンであるインスリンの作用が不十分なために起こる糖の代謝障害です。

慢性的に血糖値が上昇した状態です。

 

糖尿病の何が怖いか?

血糖値が上がるから怖いのではなく、全身の血管がボロボロになります。

その為、さまざまな合併症を引き起こすことが分かっています。この合併症が恐ろしいのです。

 

主な合併症

・壊死

・脳血管障害

・狭心症

・神経障害

・網膜症

・腎症

 

2017年の糖尿病による死亡数は1万3,969人です。

これを性別にみると、男性は7,730人、女性は6,239人でした。

日本人の死因のランキングは以下の通りです。

1位:悪性新生物(24.6%)

2位:心疾患(14.8%)

3位:老衰(11.4%)

4位:脳血管疾患(6.8%)

5位:肺炎(4.7%)

6位:誤嚥性肺炎(3.6%)

7位:不慮の事故(2.8%)

8位:腎不全(2.0%)

9位:アルツハイマー病(1.6%)

9位:血管性及び詳細不明の認知症(1.6%)

その他(26.1%)

出典:厚労省「令和4年 人口動態統計月報年計の概況」

 

糖尿病になると死因ランキングに入っている脳・心臓・腎臓の疾患にかかりやすくなります。

 

では、ここからが糖尿病と歯周病の関係性の本題です。

 

歯周病とは…

 

歯周病は細菌の感染によって引き起こされる炎症性疾患で、歯の周りの歯ぐき(歯肉)や、歯を支える骨などが溶けてしまう病気で、平成29年(2017)調査によると、「歯肉炎及び歯周疾患」の総患者数は、398万3,000人で、前回の調査よりも66万人以上増加しました。

 

歯周病の原因は歯垢(プラーク)です。

歯垢(プラーク)とは、細菌と代謝物の塊のことです。

歯垢は歯の表面や歯の周りにある歯周ポケットにあり、白色でネバネバしています。

歯垢の中には、1mgあたり1億個以上の細菌が存在していると言われ、むし歯や歯周病菌も含まれています。 歯周病の炎症により炎症性サイトカインという物質が増加するとインスリンの働きが低下し糖尿病が悪化します。炎症性サイトカインが増加すると肝機能低下がおこり、糖代謝が低下し糖尿病が悪化するというサイクルに繋がります。

 

歯周病と糖尿病は相互関係にあり、歯周病を改善することで糖尿病の悪化を防ぐことができると報告されています。

そして、歯周病は日本人の死因ランキングにランクインしている悪性新生物・肺炎・アルツハイマーにも影響する事が分かっています。

 

歯周病の予防で糖尿病やさまざまな疾患にならないようにし、健康寿命を伸ばす事が重要視されているのです。

まずは歯科医院で歯周病の検査を受け、口腔内の状態を知ることから始めましょう!!

さいたま市中央区で歯周病の検査をお探しの方は 伊藤歯科医院までご連絡ください。​

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