糖尿病と歯科の関係と糖尿病の人のための食事|さいたま市・南与野・与野本町の歯科医院

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糖尿病と歯科の関係と糖尿病の人のための食事

投稿日:2024年8月2日

カテゴリ:スタッフブログ

こんにちは。いつも伊藤歯科医院のブログをご覧いただきありがとうございます。
今回は、糖尿病と歯科の関係と糖尿病の人のための食事についてお話ししていきます。
~糖尿病と歯科の関係~
歯周病の方は糖尿病になりやすいことがわかっています。
歯周病とは、細菌の感染によって歯ぐきが赤く腫れ、歯周組織を破壊し骨まで影響することで歯が抜け落ちてしまう病気です。
感染しやすい原因としては、歯磨きが不十分であることや歯と歯茎の間に“歯垢”がたまることが挙げられます。 歯周病を悪化させる要因として、糖尿病・高血圧などの病気、不規則な生活、歯ぎしり、喫煙、ストレスなどが挙げられます。 歯周病は糖尿病と相互に悪い影響を及ぼします。
糖尿病をお持ちの方では、歯周病があると糖尿病の血糖コントロールが難しく、歯周病が悪化しやすくなることがわかっています。
そして最近の研究では、歯周病の治療をきちんと行うと血糖値が改善するということもわかっています。
糖尿病の改善策の1つとして食事のポイントについてお話しします。
①主食の選択
高血糖を避けるために、糖質と糖類の摂取量を抑えることが重要です。
糖質とは、『炭水化物から食物繊維を除いたもの』の総称です。
糖類とは、『糖質から三糖類以上の糖とその他を除いたもの』の総称です。
白米の代わりに雑穀米や玄米を選択するなど、糖質の種類や量に配慮しましょう。 白米の代わりに雑穀米や玄米を選択することで、 食後の血糖値の上昇が穏やかであり、玄米はビタミンやミネラル、食物繊維といった重要な栄養素を多く含んでいるからです。
②たんぱく質のバランス
肉や魚、大豆製品などのたんぱく質は、適度な量を摂取することが大切です。たんぱく質をバランス良く摂取することで、筋肉量の維持や免疫力向上に役立ちます。
③野菜や果物の摂取
野菜や果物は食物繊維が豊富で、血糖値上昇を緩やかにする効果があります。また、ビタミンやミネラルが豊富で、免疫力を高める働きもあります。
野菜の1日の摂取量の目安は、350グラムです。 1食あたり生野菜では両手に乗る量1杯分、加熱した野菜では片手に乗る量1杯分が目安になります。
果物の1日の摂取量の目安は、80キロカロリーです。
※果物によってそれぞれカロリーが違うため摂取する量も変わってきます。
食物繊維の効果とは、、
・糖質や脂質(コレステロール)の吸収を緩やかにする
・腸内環境を整える
・咀嚼回数が多くなり、満腹感を持続させて空腹感を満たしてくれる 1日の食事の中で、食物繊維の多い食材を献立に取り入れて、毎食積極的に摂取していきましょう。
④脂質の質の確保
脂質はエネルギー源であるだけでなく、細胞の構成成分でもあります。不飽和脂肪酸を多く含む物を積極的に摂取し、飽和脂肪酸が多い動物性脂肪は控えましょう。
不飽和脂肪酸の食品例・・・アーモンド、アボカドなどがあります。
⑤塩分の摂取量の抑制
糖尿病患者は、高血圧や動脈硬化のリスクが高まることがあります。そのため、塩分の摂取量を適切な範囲に抑えることが重要です。
さらに適度な運動も大切になってきますので、この5つの食事のポイントを抑えながら健康的な生活を送るようにしましょう。
食事は全員が等しく同じということではないので必ず内科に受診し、主治医の先生に確認してもらうようにしましょう。
さいたま市中央区で糖尿病、歯周病、食生活についてわからないことがございましたらご連絡ください。

 

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