歯周病にかかりやすいかかりにくいがあるのはなぜ?2|さいたま市・南与野・与野本町の歯科医院

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歯周病にかかりやすいかかりにくいがあるのはなぜ?2

投稿日:2023年11月6日

カテゴリ:スタッフブログ

みなさんこんにちは!11月にはいりました!徐々に寒くなってきましたが、朝夜と昼間の寒暖差が激しいので体調崩さないように手洗いうがいしっかりしてコロナ、インフルエンザに気をつけていきましょう!

さて今回は歯周病のかかりやすさが患者さんによってなぜ違うのかについての続きになります。前回は細菌と歯周組織のバランス、バイオフィルム細菌の種類についてお話しました。そのほかにも歯周病に関わる様々な要因があります。

《歯肉からの出血の有無で歯周病の進行度が変わる》

歯周病菌にとって欠かせない栄養素は鉄分とタンパク質です。血液にはこの2つがたくさん含まれています。汚れがたまって歯肉に炎症が起きて出血が始まると、歯周病菌は栄養をもらって激しく暴れ出します。そのためバイオフィルムの毒性は高まり、歯周病が発症・進行していきます。

歯周病菌の中にも種類があり特に極悪歯周病菌(レッドコンプレックス)が生きていくには鉄分とタンパク質が必要になります。血液を得た極悪歯周病菌は大きく毒性を高めていきます。しかし、歯肉が健康であったり、出血がない状態を保っていれば極悪菌は栄養を得ることができません。栄養不足の状況下では極悪菌の毒性は低いため、歯周病は起こりません。バイオフィルムに極悪菌が棲みついていても栄養さえ与えなければ歯周病の発症は防ぐことができます。

歯磨きして血が出ると、歯ブラシで歯肉を傷つけてしまったと思うかもしれません。しかし、そこで歯肉から出血しないように歯磨きを控えたり、軟らかい歯ブラシに変えてしまうと磨き残しが増えて歯肉の炎症は悪化し、かえって出血が増えてしまいます。歯を磨いて血が出るのは歯肉に炎症がある証拠です。

お口の健康を守るのは患者さん自身になります。毎日のセルフケアが主役で歯科医院で受ける定期健診はサポートになります。毎日のセルフケアでバイオフィルムを取り除くことができたら歯周病菌の菌量も減らすことができます。汚れは歯の表面だけでなく歯と歯の間にもたくさんついてしまいます。実際に歯と歯の間から出血する方は多くいらっしゃいます。歯ブラシで歯の表面を磨いて、歯と歯の間はフロスや歯間ブラシなどの補助用具も使うのがベストです。毎回毎回行うのが大変と思う方は11回でもいいので必ずフロスや歯間ブラシを通す習慣をつけてください。

また分からないことは自己流で解決しようとするより歯科医院に受診して適切な処置やアドバイスをきいてみてください。また口呼吸にも要注意です。口が開いているとバイオフィルムが乾燥し硬くなり、磨き残しやすくなるからです。 

さいたま市 中央区 鈴谷 歯周病でお困りのかたぜひお越しください。

 

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