【口腔機能】について⑩
投稿日:2022年6月17日
カテゴリ:スタッフブログ
前回は【口腔内以外でのチェックポイント】についてお話してきました。今回も例題を交えて説明していきます。
【発音気づき】は誰がするものか
今回は口腔内でのチェックポイントの1つについてお話していきます。
口腔内のことに関しては一般的にわかることは数が限られていますが、それでも気づけることはあります。その為にも常日頃からお子様のお口の中を歯磨きの時にチェックしていただけると気づくチャンスも多くなります。
まず、一般的に何かおかしいな?と感じることができるのは【発音】ではないでしょうか。発音の問題は口腔内に問題があることがほとんどです。話し方が【舌足らず】ここから感じる違和感で気を付けてほしいのは年齢です。全ての人が舌足らずだからといって問題視するのではなくまず年齢的に舌足らずでも低年齢では問題視しなくてもおのずと成長と共に治ることもあります。5歳になっても気になるようでしたら専門のところで評価をしてもらいましょう。発音の完成は個人差がある為明確に年齢で区切ることは出来ません、あくまでも目安としていただければと思います。
先天性の障害としては口唇裂(上唇と鼻が繋がっている状態)口蓋裂(上顎が閉じていない状態)の場合は乳幼児の際既に手術をしているか、プレートをつけ対策をしていることがあります(他に顎骨欠損症などは構造上の異常がある為発音に異常があることがあります)。舌小帯(舌と下顎を繋いでいるヒダ)が深く付いていると舌をベーっと伸ばした際舌先がハートのように割れ目がはいります。この場合のチェックは3歳児歯科健診がある為そこで指摘されるでしょう。また、成長と共に抜け替わりの時期になると前歯が出てくるのが遅いと空気が抜けてしまい発音に支障をきたすこともあります。口腔習癖による発音障害もあります。一概に舌足らずといっても問題は様々ありご家族の方がここまで調べることは難しい為専門の機関にチェックをしてもらうことをおすすめします。
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