【口腔機能】について①
投稿日:2021年11月2日
カテゴリ:スタッフブログ
【大人の口腔機能】
皆さんは口腔機能と聞いてなにを思い浮かべますか?
口腔機能は私たち人間が生きていくうえで欠かせない大切な様々な役割があります。大まかにいえば【食べる】【話す】といったものが挙げられますが、【食べる】機能にも役割は細かくあり【食べ物をかみ砕く】【食べ物を飲み込む(嚥下)】といった一連の動作【咀嚼】がありこの機能を作動させるには【歯】【舌】【口唇】【頬筋】など様々な個々の働きが機能してようやく食事が出来ます。これらは一つも必要なものなどなくどれも欠かせない大切な機能です。しかし、これらの機能は年齢とともに衰えるもので【筋力の低下】や【反射の遅れ】【歯の喪失】などが挙げられます。そうすると人は何不自由なく行ってきた【食事】がままならなくなり、食事により摂取できていた栄養が偏ることで身体を構成する必要な栄養が不足し筋力も骨の密度も低下し人はやがて立つことさえ出来なくなることもあります。
歯科での高齢者の健診には【後期高齢者歯科検診】というものがあり、この健診の内容のなかには【ムシ歯】や【歯周病】を診るだけでなく、【入れ歯】の有無を確認することで歯の本数や噛む機能があるか、【口腔乾燥】を診ることで唾液の有無を確認し、【発音】や【嚥下】回数を診ることで筋力の低下を確認など様々な確認項目があります。これらを【診る】ことで自身の口腔機能の現状を【知る】ことができ、低下した機能の【改善】が行えます。これらは近年問題視されている【オーラルフレイル(口腔機能の低下による身体の衰え)】の予備軍のチェックにもつながります。
これらの話は実は大人(高齢者)だけの問題ではありません。
次回は子どもの【口腔機能】についておはなしします。
自身の口腔内の状態が気になる方は歯科での健診を受けてみて下さい。
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