根の治療④
投稿日:2022年5月10日
カテゴリ:スタッフブログ
こんにちは。伊藤歯科医院のブログをいつもご覧下さり、ありがとうございます。
前回に引き続き歯の構造についてです。
歯髄についてです。
発生学的に歯髄は象牙質と同様の組織(歯乳頭)に由来し,そこから分化した象牙芽細胞が周囲に象牙質を形成すると歯髄と呼ばれるようになります。
歯髄は,歯周組織から隔離されているが,根尖孔などを通じて血管や神経が供給されています。
歯髄の特性と問題点
・コンプライアンスが小さい(膨張できず,内圧が高まりやすい)
・主要な血管・神経は根尖孔からのみ供給
歯髄腔は髄室と根管からなり,形は歯の概形に似た縮小型を示すこと多いです。歯冠歯髄腔に相当する髄室の広がりと位置は,歯頸部を超えて多くは根尖側に偏位します。
歯髄腔は年齢とともに狭くなり髄角は根尖方向に後退します。大臼歯では髄室床,髄室蓋,髄室内壁,根管口部などで第二象牙質の形成が亢進し,狭小化が顕著に見られます.
その程度には個人差があるが,齲蝕や咬耗,摩耗によって生じる第三あるいは修復象牙質
ほど形成速度は速くないです。
今回はここまでです。
根の治療でお困りの方はお早めに歯科医院へご相談ください。
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