【口腔機能】について⑦
投稿日:2022年4月5日
カテゴリ:スタッフブログ
前回は【口腔とその周りの関係】についてお話してきました。今回は【口腔機能発達不全症の調べ方】についてお話ししていきます。
【口腔機能発達不全症】の調べ方
今までのお話でなにがいけないのかどうすればいいか等発見に至るまでの過程について多くお話してきましたが、実際臨床での対応は様々な項目があります。今回は実際の調べ方は何をするのかについて一部抜粋してお話していきます。
まず、訓練を行う前に問診表を用いてどのチェック項目に分類されるのかを確認します。これは以前少し内容にふれましたが問題がどこの機能にあるのか、何が原因なのかを特定しやすくする為のものです。
例えば:
[話す機能]に問題がある場合
↓
[構音機能]の分類に別けられ
↓
構音に障害がある
口唇の閉鎖不全がある
口腔習癖がある
舌小帯に異常がある
といったチェック項目がありそれをもとに問題を見つけ分類しどの訓練が必要かを診断します。
口唇の閉鎖不全があるお子様の場合はまず[口唇閉鎖力測定器]を用いてどの程度口唇に力があるか測定器を口唇で挟み引っ張ることで閉鎖力を数値化して調べるものです。数値化することでその子は実際年齢にあった平均値なのか、閉鎖力が下回っているのか、比較しやすく実状を知ることができここでようやく訓練が必要かどうかわかります。また、数値化することで実際訓練を行ったとき比較もしやすくなります。
次回はもう少し踏み込んだおはなしをしていきます。
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