姿勢と歯並び関係
投稿日:2024年5月13日
カテゴリ:スタッフブログ
皆さまは、お子様の歯の抜け替わる時期はご存じですか?前歯が抜け奥歯が出てくる、そんな時期の前後くらいから気になり始めてくるのが「歯並び」や「噛み合わせ」です。
今回は、「お口のトラブル、もしかしたら全身が関係してきているかもしれない」と、いうことについてお話していきたいと思います。
「歯並び」や「噛み合わせ」について先ずどこで指摘されるのか、歯科での関わりは殆どの方が「1歳6ヵ月児歯科健診」がスタートかと思われます。しかし余程でない限りこの時期に「歯並び」と「噛み合わせ」は正確にはわかりません。人によっては前歯数本しか出ていないか、多くのお子様は泣いてしまい噛み合わせを確認できないからです。しかし次に行われる「3歳児歯科健診」は、大体のお子様は乳歯が全顎(全ての歯)生え出ている状態かそれに近い状態な為大体のことがわかります。そのくらいの時期くらいになるとお子様にも様々な「癖」の傾向が現れてきます。一般的に知られているのは「指しゃぶり」「顎を突き出す」といったものではないでしょうか。実は他にも癖はあり殆どの方はそれに気づかずに過ごしてしまい、歯並びや噛み合わせを悪くしてしまうきっかけを作ってしまっているかもしれません。
普段お子様がテレビやスマホ・タブレット等でゲームや動画を見ているとき姿勢はどのようにしていますか?あまりじっくり観察したことはないかと思われます。見かけたとしてもそこまで気にしてない方が殆どではないでしょうか。実はその姿勢は口腔機能の阻害する原因になっているかもしれません。
歯並び・噛み合わせは正しい口腔機能が維持できていないと悪化してしまいます。口腔機能とは咀嚼・嚥下・呼吸・発音 等といった歯だけではなく口輪筋・(口周りの筋肉)や舌 等の機能も含ませます。機能の正常な発達には正しい舌位・口唇位が求められ、この機能が正しく働かないと歯並び・噛み合わせに影響が生じます。そして、舌位や口唇位が関係してくる原因の1つが姿勢となります。
正しい口元とは
口唇が軽く閉じられている
舌は上顎に軽く添えられている(挙上状態)
歯は触れていない
上記が出来ていない場合は姿勢が悪くなっている可能性があります。
では、姿勢が悪いと口腔内でどのような状態になっているのでしょうか。
頸椎(けいつい)が前傾(猫背)すると生じる影響
- 頭が前へ出る
下顎が前方へ出る
- 口元が閉じていない
下顎がさらに下方へ出る
舌も下方へ落ち下顎の前歯に触れる
たった1つの影響が連動しあらゆる阻害を生み出します。正しい姿勢は正しい口元(口腔機能)を作り出します。
また、生活環境が原因の可能性もあります。
椅子に座っている時、
背もたれによりかかっている時猫背になっていませんか?
顎は出ていませんか?
骨盤が後傾していませんか?
足の裏は床から浮いていませんか?
これらが該当する場合は早めの段階で姿勢を注意しましょう。
また多くの環境では大人とお子様が同じ椅子とテーブルにてお食事をすることが多い為お子様にはあっていないことがあります。しかし、そのままにしてしまうと姿勢が自然と悪くなってしまう為、足の置き場や座る位置を高くするといった工夫が必要となります。
日常生活から改善できるお口のトラブルを直していきましょう。
歯並び 噛み合わせ 原因 が気になる方はぜひご来院下さい。
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