お口の状態にあった歯磨き粉の選び方
投稿日:2023年6月5日
カテゴリ:スタッフブログ
みなさんこんにちは。いつも伊藤歯科医院のブログをご覧いただきありがとうございます。
本日は歯磨き粉についてお話しします。
まず歯磨き粉は基本的な成分のみで作られている化粧品とフッ素などの薬用成分が含まれる医薬部外品に分けられます。日本で販売されている歯磨き粉の多くは医薬部外品です。
現在歯磨き粉はとても多くの種類が販売されています。今回はお口の中の状態に合わせた薬用成分が含まれている歯磨き粉をいくつかご紹介いたします。
一つ目はむし歯予防に効果的な歯磨き粉です。
薬用成分はフッ素が含まれているものを選択し、大人の方はなるべく1450ppmの高濃度の物を選ぶようにしましょう。歯磨き粉にはフッ素が含まれているものが殆どですが、当院でむし歯予防におすすめしているものはクリンプロという歯磨き粉です。この歯磨き粉にはフッ素の他にリン酸カルシウムというフッ素の働きを強めてくれる成分が配合されています。フッ素濃度が950ppmのお子様にも使用できるシトラスミントフレーバーと1450ppmのミントフレーバーの2種類あります。シトラスミントフレーバーはフッ素濃度が少し低くなってしまいますがミント味が苦手な方にもおすすめです。
二つ目は歯周病予防に効果的な歯磨き粉です。
薬用成分は殺菌作用のあるものやトラネキサム酸という歯肉の炎症、出血を抑える作用があるものを選択するようにしましょう。
当院でおすすめしているものはシステマハグキプラスプロという歯磨き粉です。こちらは歯科医院専売の歯磨き粉になります。IPMPという殺菌作用のある成分やトラネキサム酸など歯周病予防に効果のある成分が多く配合されています。
三つ目は知覚過敏に効果のある歯磨き粉です。
薬用成分は痛みの伝達を抑える硝酸カリウムや露出した象牙細管と呼ばれる小さな穴を埋める作用のある乳酸アルミニウムという成分が含まれているものが効果があります。
当院でおすすめしている歯磨き粉はシステマセンシティブです。こちらの歯磨き粉には硝酸カリウムと乳酸アルミニウムの両方が配合されています。
その他にも着色に効果的な歯磨き粉など様々なものがあります。
毎日の歯磨きの際、使用することの多い歯磨き粉ですが、多くの種類や特徴のある歯磨き粉から自分に合ったものを選択することは簡単ではありません。どのようなものが良いのかわからない、今使用しているものが自分にあっているのか知りたいなど何か疑問に思うことがあればお気軽にご相談ください。
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