歯科と健康寿命
投稿日:2022年7月20日
カテゴリ:スタッフブログ
今回は歯科と健康寿命についてお話しします。
日本人の平均寿命は近年、男性が81.64歳、女性が87.74歳となりました。
一方、近年では健康寿命という言葉もよく聞かれます。
その定義は「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」としています。
健康寿命との差は男性が約9年、女性が約13年です。
健康寿命を延ばす妨げになる疾患には脳血管疾患、心疾患、糖尿病があります。
特に糖尿病は脳血管疾患や心疾患の危険因子となり、また歯周病とも深い関係があるのです。
歯周病で歯ぐきが炎症を起こすと、糖尿病が悪化し血糖値が上昇します。
逆に歯周病が改善し炎症がおさまると血糖値が下がり、糖尿病も改善されます。
そして歯周病や虫歯などで歯を失った人は、認知症発症リスクが高くなることが分かっています。
特に、歯がほとんどないにもかかわらず義歯を使用していない人は、歯が20本以上残っている人の
1.9倍も認知症発症リスクが高くなります。義歯を使用することで認知症発症のリスクを4割も抑制
できる可能性があるとのことです。
さいたま市中央区でお口のことでお悩みの方いましたら、ぜひ伊藤歯科医院までご来院ください。
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