歯並びのための食育3
投稿日:2023年10月25日
カテゴリ:スタッフブログ
これまでに「歯並びのための食育」として
・よく噛むとどうなるの?
・よく噛むにはどうしたらいいの?
についてお伝えしてきました。
今回は食事で摂取する食材の選び方、調理法についてお伝えしていこうと思います。
歯並びのために限らず、食事はよく噛んで食べましょうと色々なところで言われると思います。
歯科医院での健診の際、歯並びのために自宅でできることの1つとして
前歯を使って食事するようにお話しします。
その理由としましては、食事で前歯を使う=歯を刺激をすることで顎の骨の成長が促されるのです。
歯並びが悪い原因の一つに並ぶスペースが少ない、不足していることによるものが多いです。
そのため、顎の成長を促しスペースを作ることが自分でできる歯並びのための行動になります。
よくかむための食材の選び方、調理法のポイントは
噛む回数をふやすことです
①大きく切る
料理をされるお母さんは手抜きをしましょう。
包丁で切る回数を減らして、大きな食材で料理をしましょう。
大きくすることで、前歯でかみ切り、奥歯ですりつぶして歯をしっかり使うことができます。
前歯は6歳前後に生えてきます。
前歯の生えたての状態では先端がギザギザになっています。
使っていくうちに歯はすり減ってこのギザギザがなくなります。
生えてから2~3年経ってもすり減っていない歯は使っていない証拠です。
かみ合わせや歯並びによっては当たらずすり減らないこともありますので、
健診もかねて専門家に診てもらうことをお勧めします。
②歯ごたえを残す
噛む量や回数は、同じ食べ物でも調理法によって変化し、
切り方、料理の水分量によっても変わります。
同じ肉でもステーキ、しゃぶしゃぶ、ハンバーグ、シチューなどで噛む回数は変化します。
硬いものというよりは歯ごたえのあるものを選びましょう。
イメージとしては固いおせんべいよりも、するめやフランスパンなどの
弾力が強いものの方が歯に力が伝わります。
繊維のある野菜などは繊維を残すように切り方を工夫するのも大事なことです。
③食材の組み合わせ
様々な食材を組み合わせ、工夫することでも噛む回数を増やすことができます。
例えばサラダにナッツを入れるとか、サンドイッチのパンの耳はとらないなどが
わかりやすいでしょうか。
毎食あれこれと考えながら料理を作るのは忙しいお母さんには大変でしょう。
あまり神経質に考える必要はないと思いますが、参考程度に覚えておいていただき、
簡単に言えば一口でお口に入らない大きさのものを食卓に並べるだけで、
前歯を使わないと食事できなくなりますので、そんなイメージでお料理してみてはいかがでしょう。
毎日見てるとなかなか歯並びの変化に気づきにくいものです。
定期的に専門家に診てもらって積極的な治療が必要かどうか診てもらうこともおすすめします。
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