タバコがお口の中に及ぼす影響とは?
投稿日:2023年1月27日
カテゴリ:スタッフブログ
みなさんこんにちは!1月も後半に入りより寒くなってきました。体調管理をしてインフルエンザやコロナにならないよう免疫力をつけておくようにしてください! 今回はタバコが実際にお口の中にどのような影響を与えるかについてを簡単にまとめてお話させていただきます。 タバコは体によくないといわれていますね、では実際にはどのようなよくないことがあるのでしょうか?全身的なところにも関連してきますが、今回はお口中のみについてお話していきたいと思います! タバコによる喫煙者本人への影響として歯科疾患との関係をみていきます。 ・頭頸部がん 口腔、咽頭がん レベル1 ・歯周疾患 歯周病 レベル1 むし歯 レベル2 インプラント失敗 レベル2 歯の喪失 レベル2 レベル1…喫煙と歯周疾患の関係が十分にある レベル2…喫煙と歯周疾患の関係があるが十分では ない 1、頭頸部がん 喫煙は確立した頭頸部がんの原因の1つになります。タバコ煙が直接曝露される扁平上皮に由来するがんがほとんどになります。 原因 発症リスク 喫煙 5〜25倍 飲酒 5.5〜33.8倍 ヘビースモーカー+過剰飲酒 200倍以上 2、歯周病 喫煙は歯周病の最大の危険因子です。 喫煙者特有の歯周病の所見 3、むし歯 生後4ヶ月の乳児の受動喫煙はむし歯のリスクを約2倍に増加させ、家庭内に喫煙者がいる場合でも約1.5倍に増加しています。これは受動喫煙による唾液の量や成分の変化がむし歯のリスクが増加の原因である可能性があります。なお妊娠中の母親の喫煙と子どものむし歯の間には統計学的には有意な関係はありません。 4、インプラントの失敗 インプラント治療では、喫煙者はインプラント19.836本のうち1.259本(6.35%)、非喫煙者は60.464本のうち1.923本(3.18%)の割合で失敗しています。また喫煙をしていると一年未満のインプラントの脱落リスクが約2倍に上がるという報告もあります。これらは喫煙によって歯肉の血行不全による免疫能の低下が起こり、細菌感染が起こりやすくなることが考えられていると言われています。 5、歯の喪失 過去の喫煙者で1日21本以上吸う人は、非喫煙者に比べて9本以上歯を失うリスクは約2倍となっています。また、喫煙本数が多くなるほど、また喫煙年数が長くなるほどリスクが高くなるという傾向が確認されています。 さいたま市 中央区 タバコとお口の関係
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