歯の異常歯【盲孔(もうこう)】①|さいたま市・南与野・与野本町の歯科医院

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歯の異常歯【盲孔(もうこう)】①

投稿日:2021年1月6日

カテゴリ:スタッフブログ

【盲孔】は気づきにくい(発現部位について)

【盲孔】と聞いてわかる方、聞き覚えのある方は歯科業界の関係者でなければ、まずご存じない方のほうが大半を占めているかと思われます。しかし、この【盲孔】は決して珍しい物ではありません。ただ、よくご自身の歯をチェックしている人でもなかなか気づきにくいものです。今回はこの【盲孔】について数回に亘ってお伝えしていきます。

この【盲孔】はどこにあるかというと永久歯(大人の歯)の上顎(上の歯)中切歯・側切歯(真ん中の歯4本の前歯)に出現しやすく、特に側切歯の方がやや高めです。

この中切歯・側切歯は正面から十分見える歯ですが、【盲孔】が出現するのはこの歯の裏側であり鏡を使ってもなかなかご自身で見ることは出来ず、舌で触ったとしても確認は困難な異常歯です。

 

【盲孔】の形態

本来の中切歯・側切歯の形態は裏側が少し反り返った形態(シャベルに例えられることが多くあります)をしています。ただでさえ反り返っている分歯ブラシが浮きがちになりあたりにくい為歯垢の取り残しやすい部位です。

【盲孔】はその裏側の歯頚部(歯と歯肉の境目)両端が盛り上がったことで出来た溝のことをいいます。その為【裏側で見えない】+【反り返り】+【溝】が合わさることで歯磨きの難易度が上がり歯垢残りが増え気づいた時にはムシ歯が進行してしまった…なんてことも少なくありません。

 

次回は【気を付けて方がいい時期】についてお話していきます。

歯の形 異常歯 について気になることがある方は歯科医院での健診をしてみて下さい。

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