オーラルフレイルについて。
投稿日:2019年11月18日
カテゴリ:スタッフブログ
今日はオーラルフレイルについてお話しします。
オーラルは英語で「口腔」、フレイルは「虚弱」と意味しますのでそのまま、口腔の虚弱です。
噛む、飲みこむ、話すための口腔機能が衰え老化の兆候とされます。
お口が虚弱になるとどんなことが起きるのでしょう?
①噛めない
↓
②柔らかいものを好んで食べるようになる
↓
③噛む力が低下する
そしてまた①へ戻り、悪循環となります。
まず、噛めなくなる原因は歯の喪失にあります。歯が無くなるとバランスよく噛めなくなっていきます。歯が失われる原因は歯周病、虫歯です。お口のブラッシングを怠る事でこれらの疾患が進行しやすくなります。
噛めないと柔らかいものを好み、歯応えのあるものを自然と避けるようになります。
健康な場合は、硬くて食べ応えのある物を口に入れるとまず歯で噛み砕きます。その時お口は大きく動かし、舌は食べ物を転がし左右の歯で噛むように促します。やがて食べ物は小さくなり飲み込みやすくなります。そうする事でお口の筋肉をしっかり動かしているのです。
柔らかいものを好むと、この作業が少なくなるのでお口の筋肉は低下し衰えていきます。
飲み込む力も弱くなるので、むせて、肺に食べ物と細菌が入り込み高齢の方は誤嚥性肺炎にかかる恐れもあります。
食生活だけでなく、滑舌が悪くなることで社会や人との関わりを減る方もいるそうです。お口が思うように動けば、歌を歌ったり、お喋りしたりリフレッシュすることができます。悲しい事に、全ての方が必ずしもそうであるとは限らないようです。
オーラルフレイルは、体のフレイル(虚弱)につながります。体重減少→筋力と基礎代謝の低下→エネルギー消費量の低下→食欲の低下…と体全体が機能低下のサイクルにはまっていきます。活動量が減るので外に出るのも億劫になってしまうそうです。
オーラルフレイルの予防のためには、お口を清潔に保ち、機能の低下防止と改善を意識してみましょう⭐︎
定期的な検診、クリーニングを受けてご自身のお口の状態をチェックすることをおすすめします!
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