高血圧とお口の中の関係|さいたま市・南与野・与野本町の歯科医院

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高血圧とお口の中の関係

投稿日:2023年2月24日

カテゴリ:スタッフブログ

皆さんこんにちは。いつも伊藤歯科医院のブログをご覧いただきありがとうございます。


今日は高血圧とお口の中の関係についてお話しします。


血圧は「上」や「下」という言い方をしますが、「上」は心臓が縮んで血液を送り出した時の「収縮期血圧(最高血圧)」で、「下」は心臓が広がった時の「拡張期血圧(最低血圧)」のことです。

高血圧は、収縮期血圧140mmHg  かつ/または 拡張期血圧90mm Hg以上が続く場合をいいます。日本の高血圧患者は4,000万人にも上り、女性に多く、70歳以上では70%を超えるといわれています。


高血圧は「本態性高血圧」と「二次性高血圧」に分類されます。日本人の90%以上は原因が明らかではない「本態性高血圧」です。「二次性高血圧」は腎臓、内分泌、血管などによって引き起こされる高血圧です。

症状は多くの場合無症状ではありますが、高血圧が原因となって左室肥大、虚血性心疾患、心不全、脳血管疾患、高血圧性脳症、認知症、腎不全、大動脈疾患、高血圧性網膜症などさまざな症状が出てきます。


治療法としては食塩やアルコールの摂取制限、体重の維持、禁煙、運動、食事療法、降圧剤による薬物療法があげられます。




続いて、お口の中との関係についてです。

①降圧剤

降圧薬として使われているカルシウム拮抗薬(ニフェジピン)とプラーク(歯の汚れ)が反応し、歯茎を増殖させる副作用があります。この場合まずは歯ブラシでのプラーク除去や歯医者でクリーニングを行います。それでも改善されない場合は内科の主治医に相談し薬の変更をお願いすることがありますが、増殖が治らない場合は外科的処置にて切除する場合があります。当院ではどんな薬を服用しているのかを確認しますので、お越しの際はお薬手帳をご持参下さい。

②麻酔

麻酔薬の中には血管収縮薬(アドレナリン)が入っており、血圧が上昇する恐れがあります。麻酔を打った直後は一時的に血圧が上昇します。通常はすぐ治りますが高血圧の方はより慎重に観察する必要があります。薬によって血圧がコントロールされている場合は問題ありません。当院では血管収縮薬が添加されていない麻酔薬もあり、患者様ごとに選択し、行っています。

③抜歯

血圧が極度に高いと外科処置を行った際に血が止まりにくく再出血も起こす可能性があります。処置前には術前に降圧剤を服用したか確認します。

また、場合によっては血圧測定を行いながら処置を行います。



さいたま市で 高血圧 痛くない治療 クリーニング ご相談の方は、ぜひ伊藤歯科医院までお越しください。

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