かむ力と関係があることについて
投稿日:2023年11月2日
カテゴリ:スタッフブログ
こんにちは。
本日も伊藤歯科医院のブログをご覧いただきありがとうございます。
本日はかむ力と関係があると考えられることについてお話しします。
口に入れた食べ物をかみ砕く『かむ力』が低下した人は、メタボリックシンドロームの確立が高いという研究結果が発表されています。
メタボリックシンドロームとは、内臓脂肪の蓄積に高血圧、脂質異常症、高血糖が組み合わさった状態で、心臓病や脳卒中のリスクを高めるといわれています。
研究の結果、かむ力の弱い人のほうが、メタボリックシンドロームになりやすい傾向がみられました。
その中で注目されたのが、よくかめない人たちのグループよりその一歩手前のグループのほうが、メタボリックシンドロームになっている割合が明らかに高かったという点です。
理由として、よくかめないことを自覚している人たちについては、調理や食べ方に工夫していると考えられます。
しかし、かむ力が弱いにもかかわらず、その自覚のない人たちは、メタボリックシンドロームになりやすい食事を続けていると考えられています。
・脳卒中
脳梗塞や脳出血、くも膜下出血など、脳の血管が詰まったり破れたりして、血管の
先にある細胞に栄養が届かなくなり、脳の働きの働きに障害が起こる病気の総称
・心臓病
心不全、冠動脈疾患(虚血性心疾患)、心臓弁膜症、心筋症、不正脈、先天性心疾
患など、心臓の構造や働きに異常が生じて引き起こされる病気の総称
・メタボリックシンドローム
ウエスト周囲径(おへその高さの腹囲)が
男性は85cm以上
女性は90cm以上で
高血圧、高血糖、脂質代謝異常がくみあわさり、脳卒中や心臓病などになりやすい
状態
メタボリックシンドロームになるリスクが高くなるのは、よくかめない状態だと、かみごたえのある野菜や肉を避けるので、食生活が偏って栄養バランスが崩れやすいためと考えられます。
そうならない為にも、お口の中の環境を整えることが大切になります。
むし歯や歯周病で歯がグラグラしてきたり、歯が抜けたりして、かみ合わせが悪くなり、咀嚼障害が起き、栄養摂取の変化や、全身の健康にも影響がでてきます。
定期的な検診、メンテナンスで早期治療、管理することでよくかめる、健康的な食生活が送れ、メタボリックシンドロームや全身の健康も守っていけます。
3ヶ月に一度は歯科医院でのメンテナンスをおすすめいたします。
お困りの方は、さいたま市中央区 予防歯科 伊藤歯科までご連絡ご相談ください。
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