昨日のブログでは歯周病についてを書きました。
今日は歯周病の治療や予防について書きたいと思います。
歯周病を治すには
歯周病はコントロール可能な病気ですが、自然治癒はしません。
重度の場合は抜歯になりますので、早めの受診が必要です。
大切なことは、正しいセルフケアとプロフェッショナルケアを受けることです。
歯周病の原因は、歯に付着した細菌の塊である「歯垢(プラーク)」であり、歯垢を取り除かなければ、歯周病の進行を食い止めることはできません。
そこで治療では原因である歯垢や歯石を取り除く「歯周基本治療」に主眼をおきます。
これは患者さん自身が行う「セルフケア(ブラッシング)」と、歯科医院で行う専門的な「プロフェッショナルケア」がセットになっています。
ただし、歯周病を悪化させる原因は歯垢だけではなく、喫煙や糖尿病などいろいろあります。
プロフェッショナルケアを中心に歯周病の原因を一つひとつ取り除く「歯周基本治療」が重要となります。
お口の健康を維持するために、定期検診(メインテナンス)が必要です。
歯周病はご自身では気づきにくい静かなる疾患と呼ばれています。また、再発しやすい病気です。
定期検診(メインテナンス)とは歯周病を再発させず、健康な状態を維持していくための定期的な治療のことです。
治療が終了した後は、当院では3ヶ月ごとの定期検診の受診をお勧めしています。
歯周病は細菌の感染によって引き起こされる炎症性疾患です。
歯と歯肉の境目(歯肉溝)の清掃が行き届かないでいると、そこに多くの細菌が停滞(歯垢の蓄積)し、歯周病が再発します。
したがって、この細菌の停滞を除去し続けることで歯周病の再発を予防することができ、お口の健康を維持することができます。
細菌の集団である歯垢(プラーク)は、毎日の適切なブラッシングでほとんど除去することができます。
しかし、深い歯周ポケットの中や歯並びの悪い所にある細菌はブラッシングでは除去できない場合があります。
これらは歯科医院にて専門的なクリーニング(PMTC)を行うことによって除去することができます。
さいたま市中央区で定期検診をご希望の方は、伊藤歯科医院まで!