子どものむし歯はどこからやってくるの?
投稿日:2023年8月21日
カテゴリ:スタッフブログ
皆さん本日も伊藤歯科医院のブログを見てくださりありがとうございます。本日は子どものむし歯についてお話します。
みなさんはむし歯は伝染るものだと聞いたことはありますか?
産まれたばかりの赤ちゃんのお口の中にはむし歯の原因になるミュータンス菌というものは存在していません。お子様のむし歯は、お母さんや周りの人から唾液を通しミュータンス菌が伝染ることでむし歯になることが多いです。
ミュータンス菌がどのようにして伝染るかというと、食べ物を大人が噛んで柔らかくしてからあげる、大人が使ったスプーンや箸でご飯をあげる、キスをするなどしてミュータンス菌がお子様に伝染ります。
お子様にミュータンス菌が伝染りやすい期間があります。1歳7ヶ月から2歳7ヶ月までの1年間が最もミュータンス菌が伝染りやすい期間だといわれています。この時期を超えるとミュータンス菌の感染が少なければむし歯になりにくいお口の環境を作ることができます。
続いてお子様のお口の健康を守る予防策についてお話します。
- ①大人のミュータンス菌を減らす
日本人の約90%はミュータンス菌を持っているそうです。両親ともに早くからミュータンス菌を減らすように心がけましょう。
- フッ素入りの歯磨き粉で食後は必ず歯磨きをする。
- だらだら食べ物を食べない。
- 食後にキシリトールガムやキシリトールタブレットを食べる。
キシリトールはミュータンス菌が酸を発生させるのを防ぎ、むし歯を予防できます。キシリトールを取り続けると約2年でミュータンス菌はいなくなるそうです。
- ②お子様にミュータンス菌が伝染らないようにする
乳歯が生え始めたら歯磨きをする習慣をつけましょう。歯を磨いたあとフッ素のジェルを塗ってあげると効果的です。また歯科医院でフッ素を塗ってもらうことでよりむし歯の予防になります。お子様が食べられるキシリトールのタブレットなどもありますのでこちらも活用してみるのもいいと思います。
ミュータンス菌が伝染らないようにお子様と食器を分けた方がいいです。箸やスプーンの共有や、同じお皿でご飯を食べることはしないようにしましょう。
キスをすることでもミュータンス菌は伝染りますのでキスはミュータンス菌を減らしてからにしましょう。
お子様のお口の健康を守るために大人の方の口腔内をしっかりケアしましょう!
口腔内のケア、むし歯の予防、など気になる事がございましたらさいたま市中央区の伊藤歯科医院まで気軽にご相談ください。
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