くいしばりと歯ぎしりについて
投稿日:2024年6月17日
カテゴリ:スタッフブログ
こんにちは。
本日も伊藤歯科医院のブログをご覧いただきありがとうございます。
本日はくいしばり、歯ぎしりについてお話ししていきたいと思います。
よく噛めているのはとてもいい事なのですが、くいしばりは歯に負担がかかります。
ストレスがかかったり、体に力が入ったりしているとき、無意識のうちに歯をくいしばってあることがあります。この時歯やあごにきる力は体重の約2倍ともいわれます。
寝ている間に歯をくいしばったり、歯ぎしりをしているときも同じように力がかかっています。
体重の2倍ということは60kgの人だと120kgの力がかかっていることになります。
これが無意識とはいえ続くことで、歯のすり減りや、あごに負担がかかり顎関節症の要因となります。
くいしばっていなくても、口を閉じたときに上と下の歯がつくクセ(TCH)も歯やあごに負担がかかり、歯がすり減ったり、歯周病が悪化しやすかったりします。
起きている間は、自分が歯をくいしばっていないか意識して、もし力が入っているようなら、
あごの力をぬいて、上と下の歯を離すことを意識するとよいでしょう。
睡眠中の歯ぎしり対策にはマウスピースの使用をおすすめします。
むし歯や歯周病など歯のトラブルがないのに歯が痛んだり、朝起きたときにあごが疲れていたりする場合は、寝ている間の歯ぎしりやくいしばりが疑われます。
予防のためにマウスピースをしている人がいますが、マウスピースをしても歯ぎしりはなくなりません。
マウスピースは1本の歯にかかる負担を軽くして、歯のすり減りを予防するためのものです。歯ぎしりそのものを予防するわけではないので、根本的な解決にはなりません。
寝ている間の歯ぎしりやくいしばりは、歯のすり減りや変形、顎関節症(あごの痛み、口が開けにくいなど)の要因となります。
歯ぎしりやくいしばり癖があると、歯のエナメル質に亀裂が入り、この部分に細菌がたまり、むし歯の原因になったり、着色がつきやすくなります。
ほかにも歯やあごに負担をかけない噛み合わせを意識します。
イスに座って背筋を伸ばして、目と口を閉じたときに、歯の状態はどうなっているでしょうか?
本来なら、上下の歯の間にはわずかなすき間があります。
これがあごの関節や筋肉にとっては楽な状態です。
上下の歯がついてしまっている場合は習慣的に余分な力があごの関節や筋肉にかかっています。
(前記TCH)
まずは、あごの位置を意識して、上下の歯が接触している時間をできるだけ減らしましょう。
食事の際の食べ方も歯やあごに負担をかけない食べ方として下あごを意識するとよいです。
一度症状がでると治るのに時間がかかる場合もあります。
早めの対応をおすすめします。
お困りの方は、さいたま市中央区 予防歯科 伊藤歯科までご連絡ご相談ください。
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