歯の構造とむし歯のメカニズム|さいたま市・南与野・与野本町の歯科医院

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歯の構造とむし歯のメカニズム

投稿日:2023年3月31日

カテゴリ:スタッフブログ

こんにちは。新学期の到来がもう間近に迫ってきましたね。
さっそくですが、今回は歯の構造とむし歯のメカニズムについて書いていきたいと思います。
まずは、歯の構造についてです。
歯の頭の部分を歯冠と言い、歯の根っこにあたる部分を歯根といいます。
歯冠は表面からエナメル質、象牙質、そして歯の神経である歯髄と続いていきます。
歯根は表面からセメント質、象牙質、歯髄と続いていきます。
次にそれぞれの組織の特徴を書いていきたいと思います。
エナメル質について
エナメル質は歯冠の表面を覆う硬組織で、人間の身体を構成する組織の中で最も硬い組織と言われています。ただし硬すぎるため脆く欠ける可能性がある、酸によって溶ける(これを脱灰という)という弱さを持っています。
次に象牙質について
象牙質はエナメル質とセメント質の裏打ちとなる硬組織で、歯冠部から歯根部まで歯の全体像をつくる硬組織になります。硬さはエナメル質には劣り、酸にも溶けやすいですがエナメル質と比べて柔軟性があるためエナメル質を衝撃から守る役割があります。また象牙質は歯の神経へ続く管が無数に開いています(目で見ることはできませんが)。そのため、お口の中でエナメル質がなくなり象牙質が露出すると、刺激が歯の神経に伝わりやすくなり知覚過敏と呼ばれる症状を引き起こす可能性があります。
次に歯髄について
いわゆる歯の神経と呼ばれるもので、神経だけでなく歯の血管も一緒に神経と走行しています。神経により歯の感覚を感知するとともに、血管があるので歯への栄養を供給する役割があります。
しかし、むし歯が大きく歯の神経まで到達した場合は神経をとる処置を行わなければならないです。 
次にセメント質について
セメント質は歯根の表面を覆う硬組織です。役割は歯のクッションとなる歯根膜という組織を介して歯を顎の骨に結合するといいものです。
通常はお口の中から直接見えることは少ないですが、歯周病が進行したり歯茎が下がって歯の根っこが露出する場合にみえます。
硬さはエナメル質や象牙質よりやや劣るので、お口の中に露出したセメント質は削れやすく、むし歯になりやすいです。
そのため根っこのむし歯(根面むし歯)や削れて象牙質がでて知覚過敏になる可能性があります。
以上が歯の構造の解説になります。
次はむし歯のメカニズムです。
むし歯とは
お口の中にいるバイ菌が作り出す酸によって歯の硬組織が溶けることをむし歯といいます。
むし歯が酸をつくるためには、糖分が必要です。食事をすると糖分を必ず摂取するので、食事後に歯を磨かないとお口の中はバイ菌が作り出した酸で充満した環境になり歯が溶ける状態ができます。
そのため歯ブラシはむし歯予防には非常に大事であると言えます。
以上が簡単なむし歯のメカニズムの説明です。
さいたま市中央区むし歯治療を考えられている方はぜひご来院してください。

 

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