虫歯菌ってどんなものがあるの?〜ラクトバシラス菌編〜
投稿日:2020年4月10日
カテゴリ:スタッフブログ
前回は、ミュータンスレンサ球菌についてお話ししましたね。今日はもう一つ、ミュータンスレンサ球菌意外にも虫歯になる菌を紹介しようと思います。その名はラクトバシラス菌です。
では、この菌はどういった性質を持つのでしょう?
実はラクトバシラス菌は乳酸菌です。もしかしたら聞いたことがある人もいるかもしれません。
ラクトバシラス菌は歯の表面にくっつく能力を持ちません。(ミュータンスレンサ球菌は歯にくっつくという話は前回しましたね。)
ではどのように口の中に定着しているのでしょうか。
<ラクトバシラス菌の生息するところ>
・虫歯になって穴が空いているところ
・つめたりかぶせたところの隙間
・被せ物と歯茎の境目のところ
このようなところに多く生息しているようです。
合わないつめものや被せ物が多いお口の中には、より多くのラクトバシラス菌が生息している可能性が高いです。
ラクトバシラス菌は虫歯を作るというよりは、虫歯を進行させるという役割を持ちます。
また、炭水化物を摂る頻度が多いと増える傾向があります。
では、ラクトバシラス菌を増やさないためにはどうしたら良いのでしょうか?
①穴が空いた虫歯は治療する
②合わないつめもの、被せ物を治療する
③間食を減らす
当てはまる方は、是非改善しましょう。
定期検診で、合わない被せ物や虫歯をしっかとチェックするのも大切です。
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